Q1688月15日、どうして英国は休みじゃないの?
Aふむ。フランスやイタリア、スペインなどヨーロッパの主要な国々では、毎年「休日」となる8月15日。でも、英国では普通の日。なにゆえ、休日にならないのか?それはカトリック教国ではないからじゃ!
8月15日は「聖母被昇天(Assumption of Mary)」の日じゃ。聖母マリアが亡くなり、その肉体と霊魂が天に召された「聖母被昇天」の日は、キリスト教徒にとって非常に大切な祝祭日。この日は各教会で特別なミサが行われ、あちこちの教会の鐘が鳴り響く中、聖母像や十字架を天へと掲げて、煙が立ちのぼる香炉をゆっくりと振りながら行進するのじゃよ。
余の離婚問題を発端に、英国はローマ教皇を頂点とするカトリックと袂を分かち、君主を頂点とする独自の英国国教を創設したゆえ、わが国では「聖母」をそれほど重要視しておらん。とはいえ、国内にわずかに存在するカトリック系教会やカトリックの典礼を重視する教会は、欧州大陸と同じように聖母被昇天を祝っておるぞ。行進を見かけることもあるはずじゃ。
ちゃーんと理解したか? 覚えておかんと、首はねちゃうぞ!
週刊ジャーニー No.1303(2023年8月10日)掲載
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