Q156英国では、なぜ賭け事が合法化されてるの?
Aふむ。英国ではスポーツだけでなく、あらゆる事柄について公式に賭けることが可能じゃ。スナク首相はいつ辞任するか。ハリー王子夫妻は離婚するか。生死に関わらなければ、何でもOKじゃ! カジノもあるが、政府公認の賭け屋「ブックメーカー(bookmakers)」が経営するチェーン店「William Hill」「Ladbrokes」などは、彼方此方でよく見かけるじゃろう。
英国での賭け事の起源は諸説あるが、18世紀後半にニューマーケット競馬場で始まったとする説が有力じゃな。「元気でよい馬だ」と感じた馬が優勝するのを見ているうちに、「レースの勝敗を予想する」ことに楽しみを覚えた男が、「これは商売になる!」と周囲の人々を呼び集めて賭けを始めたそうじゃ。その者は出走馬名や掛け率、レース結果、配当金などの記録を台帳(ブック)に書き込んで管理したゆえ、「台帳をつくる人=ブックメーカー」と呼ぶようになったのじゃよ。
政府は1845年にギャンブル禁止法を制定したものの、賭け屋はどんどん増え続けた。取り締まるよりも管理しようと決めた政府は、1960年に政府許認可制に変えて、合法化したのじゃ。
ちゃーん理解したか? 覚えておかんと、首はねちゃうぞ!
週刊ジャーニー No.1291(2023年5月18日)掲載
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