Q151英国の桜は、日本から渡ってきたの?
Aふむ。英国で暮らしてみると、意外にも桜が多くて驚く者も多いじゃろうのぅ。しかも2月頃から咲きはじめ、5月上旬まであちこちで見ることができるゆえ、シーズンも長い。
厳密に言えば、桜とはバラ科サクラ属の花のことゆえ、アーモンドやアプリコット、「チェリープラム」と呼ばれるスモモ系の花もみな「桜」じゃ! 日本は桜の70%がソメイヨシノであるゆえ、桜といえば薄いピンク色で、1週間ほどで満開を迎えた後、ハラハラと散るイメージがあるようじゃが、それはそうした種類の木じゃからだぞ。本来は色も白、ピンク、濃いピンクなどさまざま、木の高さや幹の太さ、枝ぶり、開花時期も色々なのじゃ。英国には、もともとヨーロッパ原産の「ブラックソーン」という白い桜もあるしな。
じゃが、公園やガーデンなどに植樹された桜の多くは「ジャパニーズ・チェリー」と呼ばれ、19世紀に英国に持ち込まれたものじゃ。20世紀には桜を愛した植物収集家が、日本から持ち帰った桜とブラックソーンを交配させて多くの新種を生み出しておる。それがフラワーショーで紹介されて人気に火がつき、英国中に広まったのじゃよ。
例年では、そろそろ八重桜が見頃じゃなぁ。ちゃーんと覚えておかんと、首はねちゃうぞ!
週刊ジャーニー No.1286(2023年4月13日)掲載
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