Q149シムネル・ケーキって、どんなものなの?

Aふむ。イースターに関連する食べ物といえば、イースターエッグやホットクロス・バンなど色々あるが、シムネル・ケーキ(Simnel Cake)もそのひとつじゃな。「シムネル」とはラテン語の「simila」が語源で、「小麦粉」という意味じゃ。円形のホールケーキの上部には平らに伸ばしたマジパンが被せられ、スポンジの中層部分にも同じくマジパンが挟まれておる。スポンジはドライフルーツがたっぷり入った、英国特有の重~いやつじゃ。
シムネル・ケーキの特徴といえば、トップに並べられた丸いボールのような飾りじゃな。これもマジパン製で、のせる数は「11」と決まっておる。これはイエス・キリストの12人の使徒から、裏切者ユダを除いた数なのじゃ! たまに12個あるものも見かけるが、その場合は11人の使徒+イエス・キリストを表したもので、あくまでユダは含まれておらん。
シムネル・ケーキはレント(断食期間)に入ってから4週目の日曜、つまり「母の日」に焼いて、イースター期間中に食べるのが習わしじゃぞ。ちゃーんと理解したか? 覚えておかんと、お主も十字架にかけちゃうぞ!
週刊ジャーニー No.1284(2023年3月30日)掲載
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