教えてヘンリーくん!

Q130大きな帽子の近衛歩兵、ちゃんと見えてるの?

Aバッキンガム宮殿などにいる、赤い制服を着た直立不動の近衛歩兵。あやつらの特徴と言えば、大きな黒い毛皮の帽子じゃな。なにゆえ、あんなにも大きいのか? 目が隠れているが、果たして見えておるのか??

あの帽子は「ベアスキン帽(Bearskin hats)」と呼ばれ、1つにつき1頭分のクマの毛皮でできておる。高さ約45センチ、重さ約660グラム、値段は650ポンドじゃ。

なぜ大きいのかというと、戦場へ出たときに背を高く見せるためじゃ! 敵軍に威圧感を与えようと考えたのじゃな。そして目深にかぶるのは、戦場を駆けるときに帽子が後方へとずれてしまうからじゃ。これは帽子のストラップも同様で、帽子が頭から外れないように、顎の下ではなく顎の上で止めているのじゃよ。なにせ前方からの空気抵抗がものすごいからのぅ。…ただ、戦場ではよかったかもしれんが、今は不便じゃろうな。でも意外と見えているらしいぞ。

ちゃーんと理解したか? 覚えておかんと、首はねちゃうぞ!

週刊ジャーニー No.1263(2022年10月27日)掲載

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