Q108イングランドの国花は、どうしてバラなの?
Aふむ、よい質問じゃな。今がちょうど見頃のバラ。イングランドの国花としても愛されておるが、上のタイトル部分にあるバラ紋をよーく見よ。ただのバラではないぞ。白バラを内包した赤バラなのじゃ!
起源は15世紀に起きた「バラ戦争」じゃ。家紋が「赤バラ」のランカスター家と家紋が「白バラ」のヨーク家が、王位をめぐって壮絶な戦いを繰り広げた結果、ランカスター家が勝利した。ランカスター家の当主は国王として即位するにあたり、わだかまりを残さないためにヨーク家の娘と結婚。ゆえに、白バラを取り込むように融合した赤バラの家紋を、新王家の紋章に決めたのじゃ。これが今でもイングランドを表す植物紋(国花)として使われているというわけじゃな。王朝名にちなんで「テューダーローズ」と呼ばれておるぞ。
ちなみに、この紋章をつくった新国王とは誰か?…答えはヘンリー7世、つまり余の父上じゃ! ちゃーんと覚えておかんと、お主の家を取りつぶしちゃうぞ!
週刊ジャーニー No.1241(2022年5月26日)掲載
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