教えてヘンリーくん!

Q96パブの店名、同じ名前が多くない?

Aふむ、よい質問じゃ。酒が飲める旅人用の宿屋が起源のパブじゃが、徴税のために店名の看板を掲げるよう最初に命じたのはリチャード2世じゃ。14世紀末のことじゃな。彼の紋章は「白鹿」ゆえ、ご機嫌とりに「ホワイト・ハート(White Hart)」という店名をこぞってつけた。ほかにも、王室の紋章「ゴールデン・ライオン」や「レッド・ライオン」、「ロイヤル・オーク」も流行ったのぅ。

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その後、ヘンリー8世、つまり余が宗教改革を行ってからは、聖人や聖書などにちなんだ名前は縁起が悪いとされ、「キングズ・アームズ(Arms)」「キングズ・ヘッド(Head)」やらが次々登場。ちなみに、これらは「腕」「頭」という意味ではないぞ。アームズは「紋章」、ヘッドは「肖像」を表しておるんじゃ。
19世紀に入ると、戦争で名を馳せた英雄の名が好まれるようになり、つまるところパブ名は開業当時の時代を反映しているということじゃよ。

ちゃーんと理解したか? 覚えておかんと、お主の首をさらしちゃうぞ!

週刊ジャーニー No.1229(2022年3月3日)掲載

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