Q85ブラックキャブの車内、どうしてあんなに広いの?
Aブラックキャブの良い点は、車内がかな~り広いこと。向かい合わせに5人も乗れるし、大きなスーツケースや荷物をいくつも積めるだけでなく、赤子を乗せたままのベビーカーや車椅子での乗車も可能じゃ!
なぜこんなに広々としてるのか? それはじゃな、かつての馬車の名残りなのじゃよ。
ロンドンに乗合馬車が登場したのは1820年代後半。これはパリの馬車を模したものじゃったが、やがて「2階建ての大型馬車」と「2輪1頭立ての軽量馬車」に分岐。前者がダブルデッカーバス、後者がタクシーとなっていったのじゃよ。ちなみに、通称の「black cab」のキャブは、フランス語の「cabriolet(軽量2輪馬車)」が由来となっておる。
自動車によるタクシー営業が始まったのは1901年。当時はまだ軽量馬車も走っておったゆえ、馬車と変わらないサービスを提供しようと、客席は向かい合わせ仕様、ドレスを着た貴婦人や山高帽をかぶった紳士も乗れるよう、車内を広く天井も高くしたというわけじゃ。
勉強になったじゃろう? 覚えておかんと…拷問の末に首はねちゃうぞ!
週刊ジャーニー No.1215(2021年11月18日)掲載
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