Q34どうして英国人は、雨が降っても傘をささないの?
Aふむ、英国人あるあるな疑問じゃな。
そもそも英国に限らずヨーロッパでは、雨をしのぐ道具といえば「フードつきの外套」じゃった。東洋を起源とする傘の文化が英国に入ってきたのは17世紀。ただし、それは女性用の日傘じゃ。18世紀になって、雨の日でもドレスを濡らさずに外出したい女性たちが、日傘を雨傘として使ったのが始まりなのじゃよ。
ゆえに、「傘=女性のもの」というイメージが強く、またフランスの方が雨傘の普及が早かったことから、傘を持つ英国人紳士は「女々しい」上に「フランスかぶれ」と後ろ指をさされたとか。
「傘をさすなど男らしくない!」と彼らは外套にこだわり続けたため、やがて防水布を用いたレインコートやトレンチコートが英国で生まれたのじゃ。
まあ、昔は「紳士たるもの傘など…」であったかもしれんが、今は面倒なだけじゃと思うぞ。シャワーなどのすぐ止む通り雨も多いしな。
ちゃーんと理解したか? 覚えておかんと、ロンドン塔で拷問しちゃうぞ!
週刊ジャーニー No.1159(2020年10月15日)掲載
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