Q29朝食の人気メニュー「エッグ・ベネディクト」って、どんな意味なの?
A半分にスライス&トーストしたイングリッシュ・マフィンの上に、厚いハムとポーチトエッグをのせ、オランデーズソースをたっぷりかけて食べる「エッグ・ベネディクト」。カフェやホテルの朝食メニューとして人気で、余の大好物のひとつじゃが、そもそもベネディクトって何じゃ?ベネディクト派修道士が関係あるのか?
エッグ・ベネディクトが誕生したのは、1860年代のニューヨーク。高級レストランの有名シェフが、常連客のご婦人のために、女性が食べやすいシンプルな朝食メニューとして特別に考案した一品なのじゃよ。その女性の名前が「ベネディクト夫人」だったゆえ、彼女のための料理「エッグ・ベネディクト」が生まれたのじゃ。このシェフは、のちにエッグ・ベネディクトのレシピが載った料理本を出版、それが大ヒットして、世界中にこの朝食メニューが広まったのじゃよ。
ちゃーんと理解したか? 覚えておかんと、首はねちゃうぞー!
週刊ジャーニー No.1154(2020年9月10日)掲載
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