教えてヘンリーくん!

Q22なぜロンドン塔の衛兵は、「ビーフィーター」と呼ばれるの?

Aふむ、ちょうど近頃ビーフィーターの解雇問題が報道されておるし、ナイスなタイミングの質問じゃな。

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ビーフィーターとは、余の偉大なる父上、ヘンリー7世が即位時に創設した「国王専用のボディガード」じゃ。しかし、息子のヘンリー8世(余のことじゃ!)が、王宮であるロンドン塔を守る衛兵へと役職を変更。24時間体制で守護できるように、ロンドン塔の敷地内に部屋を与えたのじゃ。彼らは余の命令に従って、今なお同所を守り続けておる。

さて、肝心の名前の由来じゃが、それは当時の高級食材「牛肉」が給料として支払われたからじゃ。ゆえに、彼らの正式名は「ヨーマン・ウォーダーズ (The Yeomen Warders)」なのに、通称「ビーフィーター(Beefeater/牛肉を食べる者)」と呼ばれるようになってしもうた。ちなみに、給料代わりの牛肉配布は、1800年代まで続いておったそうじゃ。

ちゃーんと理解したか? 覚えておかんと、打ち首の刑じゃぞー!

週刊ジャーニー No.1147(2020年7月23日)掲載

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