スマホの充電切れで無賃乗車扱いに…罰金額は476ポンド!!

■公共交通を利用する際に手軽に使えるモバイル端末の電子決済。便利な反面、思わぬトラブルもあるようだ。ある女性の体験談を「デイリー・メール」紙(電子版)が紹介している。

ジャーナリスト、ジェミマ・ケリーさんは昨年10月、乗車中のバスで車内検札に遭遇。Apple Payでの支払いに使ったiPhoneを取り出したが、運悪く充電切れで支払い証明ができず、無賃乗車扱いとされてしまった。その後、この出来事をすっかり忘れていたが、年の瀬も迫った12月28日、TfL(ロンドン交通局)からの手紙を受け取ってビックリ仰天。その内容は無賃乗車を理由にケリーさんを訴えるというものだった。
事情さえ説明すれば簡単に解決しそうなものだが、行き違いとトラブルが次々に発生。TfLが送ったと主張する手紙がケリーさんに届かない、ケリーさんが銀行を変えたためにApple Payの支払い記録が消失する、支払いに使ったiPhoneがTfLのウェブサイトに登録されていなかったために記録が残っていない、苦肉の策で手配した銀行の明細書が誤送されてしまうなどなど…。手続きが遅れに遅れた結果、ついには裁判所命令で罰金476.50ポンドがケリーさんの給料から強制的に引き落とされる結果になった。
しかも、被害はそれだけにとどまらなかった。裁判所が関与したことで犯罪者の疑いまでかけられ、ケリーさんが米国大使館に申請していた米国入国のジャーナリスト・ビザの発行は保留に。購入済みだった1000ポンドの航空券と共に旅の予定もパーになってしまったという。
結局、問題の日は既にケリーさんの乗車額は上限金額を超えており、乗車料金を支払う義務はなかったことが判明。最終的には罰金だけ返金されたそうだが、たった1.50ポンドのバス代でこんなに揉めるなんて、恐ろしい。アナログと言われてもオイスターカードにしておこう…。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)