■ ここ数年、英国でよく聞かれるようになった言葉のひとつに「political correctness」が挙げられる。直訳すると「政治的に正しいこと」という意味になるが、少数派の人々への配慮など、評価できる面もある一方、行き過ぎと思われる場合も珍しくなく、政治的に正しくあるべきとの考えが、しばしば常識とかけ離れた結果につながっていると、英国人の75%が懸念を抱いているという。「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
市場調査機関「Opinium」が実施しだ調査の結果をもとにロンドン・スクール・オブ・エコノミックスが報告書をまとめた。それによると、過半数が、「政治的に正しいこと」に縛られるあまり、英国の価値観や伝統が損なわれつつあると考えていることが明らかになったという。 76%が、「政治的に正しいこと」を実行しようとして行き過ぎ、非常識な結果を招いている現状への懸念を表明。政治家に、「政治的に正しいこと」を常に実践してほしいと望む回答者は17%にとどまった。 「政治的に正しい」かどうかの判断をすべきは、「一般の人々」であると大多数が考えていることも分かった。
なお、「政治的に正しい」ことを好む傾向は若い層に強く、35歳以下の場合、「政治的に正しい」ことにより、自分が守られるケースが多いとその理由を説明。さらに、「政治的に正しいこと」の実践により、より公平な社会が築かれると肯定的に捉えていると答えた人が4割に達したことも報じられている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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