ヒルズバラの悲劇…安全担当官に6500ポンドの罰金刑

96人圧死のヒルズバラ惨事 なぜそんなことに (日本語解説付き)。
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■1989年4月15日(土)、サッカーFAカップ準決勝リバプール対ノッティンガム・フォレスト戦。会場になだれ込んだリバプール・サポーターによって、前席にいた人たちが押しつぶされ、プレミアリーグ史上最大96人の死者を出した 「ヒルズバラの悲劇」。2016年に警備責任者の業務上過失が原因との評決が出ていたが、プレストン刑事裁判所は13日、シェフィールド・ウェンズデー・フットボールクラブの秘書(当時)で当日、会場の安全管理を担当していたグレアム・マックレル氏(69)に6500ポンドの賠償と裁判費用5000ポンド支払いの判決を言い渡した。BBCが報じた。
当日、5万4000枚のチケットは完売。試合開始15分前になっても4000人が会場に入れずにいた。警察の判断で回転扉に頼るのを諦め、中央のゲートを解放したため、4000人が一気に会場になだれ込み、事故につながった。マックレル氏は回転式扉の数を増やして入場を円滑にする義務を怠り、悲劇を生む原因の一つを作ったとして責任を追及されていた。裁判官は「回転式扉を増設しなかったことは悲劇を生む要因の一つではあるが、事故の直接的な原因とは言い難い」と理由を述べた。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)