“こんまり流”片付け術、英国でも大人気!チャリティーショップにも波及効果か

■片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんが出演する米ネットフリックスの番組「こんまり―人生がときめく片付けの魔法」が英国でも人気を博し、その影響を受けたと思われる人たちが新年早々ジョン・ルイスに足を運んだため、収納ボックスの売り上げが例年の50%増しになったと先週号の本紙でお伝えしたばかり。しかし近藤さんの影響力は収納ボックスの売り上げに貢献しただけにとどまらず、チャリティーショップにも及んでいるようだ。従来、チャリティーショップの閑散期と言われる1月に、家庭から持ち込まれる不用品の寄付が大幅に増えているという。BBC(電子版)が報じた。

チャリティーショップ「スー・ライダーズ」のロンドン北部支店店長のオヤ・アルトゥンバシュさんによると、今年に入ってから店に持ち込まれる寄付の数が例年の倍に膨れ上がり、1日あたり30個ほどの大きな袋が集まるという。そのほとんどが、近藤さんの番組に影響を受けた人たちだと説明されている。
近藤さんの著書は、米「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラーリストに掲載され、アメリカで「こんまりメソッド("KonMari" method)」人気に火がついた。近藤さんの提唱する「こんまりメソッド」とは、自分が所有するもの一つ一つにときめき(spark joy)を覚えるかどうかを考え、ときめかないものは思い切って捨ててしまう、という大胆な断捨離術。これによって家の中だけでなく頭の中までスッキリするのだという。
ネットフリックスで「こんまり」が放映されて以来、英国各地のチャリティーショップで同様の現象が広がりつつあるという。「スコープ」のケンブリッジ店を任されているマリア・ヴィセンシオさんは近藤さんの番組に影響を受けたと思われる人にはある特徴が見られると話す。それは「畳み方」で、最近はきっちりきれいに畳まれた状態で持ち込まれる服が増えたのだという。
また、不要とされたものの質が悪いとは限らない。中には、プラダのトップスとアレキサンダー・マックイーンの靴も含まれていたケースもあったと報告されている。
つい最近、近藤さんのことを知ったというアナ・スラウィンスカさん(35)は、早速洋服や不要なものをゴミ袋3つに詰め、チャリティーショップに寄付する予定。「私はついつい買い過ぎてしまう傾向があるので、寄付するのは状態のいいものばかり。だけど私にとって、もう『ときめく』ことがないものなので、誰か気に入った人が使ってくれると嬉しい。近藤さんが提唱する『ときめき』という発想が優柔不断な私の背中を押してくれたのです」と話す。「こんまりメソッド」が英国のチャリティーショップ事情すら変えようとしているのかもしれない。

こんまり、片付け術 驚きのヒント10選

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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