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10ヵ月で被害額180万ポンド!コンタクトレスカード詐欺、急増中!

■ 30ポンド以下の買い物ならピンナンバーや署名なしで簡単に決済できる利便性からあっという間に市民権を獲得したコンタクトレスカード。ところがそのコンタクトレスカードによる詐欺被害が急増中で、被害件数は一昨年から昨年にかけおよそ2倍になったという。「イブニング・スタンダード」紙が伝えた。

コンタクトレスカード詐欺のこれまでの手法は、すりとった財布の中にあるコンタクトレスカードを使って、持ち主が気づいてカードをキャンセルするまでの間に上限30ポンドまでの買い物を繰り返すという手法。もう少しハイテクになるとスキミング(すくい取り)機器を使って財布の中のカードから情報だけを盗み取って偽のカードを作り、その偽カードで買い物をしたり、現金を引き出したりするケースも見られる。
ロンドン市警でサイバー犯罪を監視する部署「アクション・フロード」によると、コンタクトレスカードを使った詐欺犯罪は、一昨年が10ヵ月の間に1440件、被害総額が71万1000ポンドだったのに対し、昨年の同期間では2739件、被害総額が180万ポンド(約2億5千万円)に急上昇したという。コンタクトレスカード1枚に対する被害額は90ポンドから652ポンド程度とされるが、中には40万ポンド相当の買い物をされた被害者もいたという。
「アクション・フロード」の担当者は、「カード詐欺は主にATMなどに仕掛けをしてカード情報を盗み取り、そこから偽のクローンカードを作るやり方が主流だった。しかし最近は、遠隔でカード情報を抜き取ったり、狙いを定めた相手とすれ違う際にスマートフォンをこすりつけるだけでカード情報を抜き取ったりするなど、ハイテク化が進んでいる」と話す。
スキミング防止のため、金属の板を埋め込んだ特殊な財布等を製造するデュラブル社のマルティナ・ヘイランド氏は、「通常のコンタクトレスカードには13・56メガヘルツの周波数が使われている。1・5メートル以内であればその電気信号を拾い集めることが可能だ」と警告する。
消費者雑誌「Which?」の編集者は「コンタクトレスカードによる決済は早くて簡単なので大変重宝だ。しかし同時に犯罪者にとっても簡単で重宝な存在になっている面がある」と警告する。
前出の「アクション・フロード」の担当者は、「犯罪者らは彼らが持っている全知識をもって人々の財産を盗み取ろうとしている。もしもカード明細書に買った記憶のないものが含まれていたり、現金を引き出した覚えがないのに記載があったり、行ったこともない場所で引き落とされていたりするなど不可解な動きがあったら、すぐに銀行やカード会社に報告すること」と勧めている。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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