■ エセックス県コルチェスター近郊、交通量の多い二車線の国道を時速104キロで運転していた女性が突然意識喪失。助手席に乗っていた8歳の息子が母親に代わってハンドルを握り、辛うじて停止させる出来事があった。「デイリー・メール」紙が伝えた。
運転していたのは教師見習いのローレン・スミスさん(27)。ローレンさんは3日、二車線の一級国道A120を時速65マイル(104㎞)で運転中、突然ハンドルに突っ伏すようにして意識を失ったという。ドライバーを失ったシルバーのフォードKaは中央分離帯に何度も接触しながら走行。後方を走っていた人たちが「何かが起こっている」と注視する中、フォードのハザードランプが点滅。車は徐々に左に寄ってスピードを落とし始め、路肩を超えた土手に乗り上げて停止した。ギヤは5速に入ったままだったという。
緊急事態を救ったのは何と助手席に座っていたローレンさんの息子、ベン君(8)だった。一方で異変に気付いた周囲の運転手たちもスピードを落とし、ベン君が運転する車を取り囲み、無事停止できるよう可能な限りの手助けをした模様。ローレンさんは駆け付けた救急車で最寄りの病院に搬送されたが命に別状はない。周囲の大人たちは緊急事態に見事に対応したベン君の冷静さにただただ驚いていたという。
8歳男児が懸命に車を制御しようとしている様子はこちらから
© Daily M Videos
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)