ストーンヘンジ、作ったのは ウェールズ人だった!?

■ 英国の巨大遺跡ストーンヘンジの建設には現在のウェールズ地方の人々が関わっていたとする研究結果が、オックスフォード大学とロンドン・カレッジ・ユニバーシティ(UCL)の研究チームにより発表された。「デイリー・テレグラフ」紙などが伝えた。

ストーンヘンジに並ぶ巨岩のうち、ブルーストーンと呼ばれる岩石が180マイル(290キロ)以上西に離れたウェールズのペンブロークシャーにあるプレセリ山脈のものであることはこれまでの調査で知られていた。そして、それらはストーンヘンジの近隣(現在のウィルトシャー)から人足が取りに行ったものと考えられていた。

しかしストーンヘンジに埋葬されていた人骨を同位体分析(生命活動によって体組織に取り込まれる元素の同位体の比率を調べる)にかけたところ、それがウェールズ地方の人々のものであることを示す結果が得られ、これまでと異なる見方が生まれることとなった。

UCLのマイク・パーカー・ピアーソン教授は「ものすごい発見だ。ストーンヘンジ建設のために人々がとても遠いところからやってきたということが証明されたのだから」と語っている。

5000年以上前の新石器時代の遺跡であるストーンヘンジには建設に関わったとみられる多くの人が埋葬されていることが判明している。しかし、これまでの研究では建設目的の謎の解明に重点が置かれてきたことや、埋葬された人骨が火葬されたもので分析が難しかったことなどから、埋葬されている人々についての研究は進んでいなかった。

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)