バッキンガム宮殿…改装費いっぱいかかる理由、教えます!

■ 昨年4月から改装工事中のバッキンガム宮殿が、普段はドアの向こうに隠されている宮殿内部の映像を一般に公開している。「デイリー・メール」紙などが伝えた。  2027年まで予定される改装工事にかかる費用は総額3億6900万ポンド(約537億円)。この高額なコストは血税から賄われるとあってか、一般公開された映像では、なぜそれだけの改築が必要なのか、どこをどのように改装するのかなどが詳しく説明されている。

 

エリザベス女王の住居である由緒ある宮殿を効果的に改築するため今回は、「ポイントクラウド」という新しいレーザーを使った計測システムを導入。これにより、部屋数775、ドアの数1514、窓の数760を有する宮殿の内部を正確に計測し、立体的に改装案を立てることができるのだという。
 電気配線や配管のやり直しのほか大きな工事となるのは、新型エレベーターの設置。現在、宮殿には合計9つのエレベーターがあるが、どれも老朽化が進んでいるか狭いかで、効率的に機能していないという。また、515メートルにもわたる長い廊下もあり、宮殿に仕える人々の労働は大変なもの。実際に、キッチンから晩餐会の会場としてよく使われる「チャイニーズ・ドローウィング・ルーム(Chinese Drawing Room)」まで行くために、執事たちがいったいどれほど長い距離を歩かなければならないかも、公開映像の中で再現されている。
 最新のエレベーターが設置されれば、働く人々の動線もより効率的なものとなることが期待されている。また、車椅子などのアクセスを考慮して、エントランス部分も改良されるという。
 英王室はユーチューブに独自のアカウントを開設。随時新しい情報を提供している。今回の改装工事に関する映像はこちらからどうぞ。

Reservicing Buckingham Palace: Mapping the Palace
© The Royal Family

by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)