■ 英国留学中の夏目漱石が、ドイツに留学した友人に宛てて書いたはがき3通が福井市内の古書店で見つかった。福井県が23日、発表した。日本人留学生がほとんどいなかった英国で「僕ハ独リボッチ」など切ない心情を打ち明けている。
写真提供:福井県立こども歴史文化館
はがき3通は、漱石が渡英した直後の1900年11月から翌年8月にかけて書かれたもの。福井県立こども歴史文化館によると、はがきはいずれも1917年から刊行された全集に掲載されているものだが、原本は所在不明となっていたという。昨年9月に同館の担当者らが古書店で発見した。
はがきは漱石と同時期にドイツに留学していたドイツ文学者の藤代禎輔と福井県出身の国文学者芳賀矢一に宛てられたもので、3通のうち藤代宛ての2通はウエストミンスター寺院やロイヤル・ホースガーズが描かれた絵はがき。1通は、「天気ノ悪ニハ閉口シタヨ」「英語モ中々上手ニハナレナイ」などと心情を吐露。当時日本人留学生が多かったドイツをうらやみ「僕ハ独リボツチ」と記した。
3通は、一緒に見つかった芳賀から藤代に宛てた絵はがきなど191点とともに、5月26日から6月24日まで同館で公開されている。
by 週刊ジャーニー(Japan Journals Ltd, London)
























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