今年のみどころを紹介!BBCプロムズ2026

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■ 英国の夏の風物詩のひとつ、「プロムズ(BBC Proms)」。西ロンドンにあるロイヤル・アルバート・ホールを中心に、英国各地で行われる世界最大級の音楽の祭典だ。今年は7月17日(金)~9月12日(土)までの8週間にわたり、86のコンサートが開催される。今回はこのプロムズに焦点をあて、注目のプログラムと出演者をご紹介。(文/名取由恵)

今年注目のプログラムは?

毎年BBCが押す「今年のプロムズの顔(注目の出演者)」は、宣伝用ポスターに顔写真が掲載される(写真上)。昨年は、ジブリ映画の作曲などで知られる日本の作曲家、久石譲(75)もポスターに登場した。
今年も7名が取り上げられているが、彼らが出演するプログラムのほかにも、ジェネシス、EL & Pなどプログレバンドの曲をオーケストラ演奏する「Prog Rock - A Fanfare for the Common Man」(7月18日)、マイルス・デイヴィス生誕100周年を祝う「Miles Davis Centenary」(8月20日)、映画「007」シリーズのサントラを演奏する「Bond and Beyond」(8月25日)、米メトロポリタン歌劇場管弦楽団が初登場する「The Met Orchestra Plays Strauss」(8月26日)、さらに米国独立宣言250周年を記念してさまざまな米国関連プログラムも開催されるなど、クラシック音楽のジャンルにとどまらない盛り沢山の内容になっている。

© Mark Allan

今年注目の出演者7人は彼らだ!

今最も注目されている若手ピアニスト イム・ユンチャン/Yunchan Lim

© Shin-joong Kim+MOC

2022年に第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(米国)にて、史上最年少の18歳で優勝した韓国のピアニスト、イム・ユンチャン(22)が初日に登場。BBC交響楽団との共演で、ラヴェル作曲「ピアノ協奏曲ト長調」などを演奏し、プロムズの開幕を飾る。指揮はウクライナ生まれのフィンランド人、ダリア・スタセフスカ。

First Night of the Proms 2026
7月17日(金)

若手実力派バイオリニストアリーナ・イブラギモヴァ/Alina Ibragimova

© Eva Mandel

バロック音楽から新作まで、ピリオド楽器とモダン楽器の両方での演奏をこなすバイオリン奏者、アリーナ・イブラギモヴァ(40)。ロシアで生まれ、英国に移住した後、英国内外の多くのオーケストラと共演している。演奏する曲目はドヴォルザーク作曲「交響曲第7番」、メンデルスゾーン作曲「バイオリン協奏曲 ホ短調」ほか。

Dvořák and Mendelssohn
8月4日(火)

スコットランド出身の世界的パーカッショニスト エヴェリン・グレニー/Evelyn Glennie

© Richard Cannon

12歳で聴覚をほぼ失いながらも、音を全身の振動で感じ取る独自のスタイルを確立し、ソロ・パーカッショニストとして世界的な地位を確立したエヴェリン・グレニー(60)。米国の新世代作曲家キャロライン・ショウ、英ロックバンドのレディオヘッド、サックス奏者のジョン・コルトレーンなど、ジャンルを超えたクリエイターの作品を演奏する。

Evelyn Glennie and the Fantasia Orchestra 
8月11日(火)

TK Trading
Centre People
ロンドン東京プロパティ
Dr Ito Clinic
早稲田アカデミー
サカイ引越センター
JOBAロンドン校
Koyanagi

ダイナミックかつ情熱的な指揮で、全世界を魅了グスターボ・ドゥダメル/Gustavo Dudamel

© Dustin Downing

ベネズエラ出身の指揮者グスターボ・ドゥダメル(45)が、自身が音楽監督を務める米ロサンゼルス・フィルハーモニックを率いて2日連続で出演。1日目はベートーヴェン作曲「交響曲第6番 ヘ長調 <田園>」とアデス作曲「ダンテ第1部」、2日目はベートーヴェン作曲「交響曲第7番 イ長調」、オルティス作曲「Revolución diamantina」(英国初プレミア)。

Gustavo Dudamel
8月11日(火)・12日(水)

独立250周年を祝う、NY生まれの女性指揮者マリン・オールソップ/Marin Alsop

© Nancy Horowit

国際的に活躍する米国の女性指揮者、マリン・オールソップ(69)の指揮により、米国の作曲家たちの音楽が堪能できる。曲目はバーンスタイン作曲「ウェスト・サイド物語」、ガーシュウィン作曲「ラプソディ・イン・ブルー」、コープランド作曲「アパラチアの春」ほか。演奏はフィルハーモニア管弦楽団。

American Classics
8月24日(月)

ロイヤル・ウェディングで演奏シェク・カネー=メイソン/Sheku Kanneh-Mason

© Chris O’Donovan

2018年にサセックス公爵夫妻(ハリー王子&メガン妃)の結婚式で演奏を披露し、その名が一躍世界に広まった英国出身のチェロ奏者シェク・カネー=メイソン(27)が、サックス奏者のジェス・ギラム、ホルン奏者のベン・ゴールドシャイダーと共演。2016年「BBCヤング・ミュージシャン・オブ・ザ・イヤー」の最終選考メンバーが集結する。曲目はドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界より」ほか。

Dvořák’s ‘New World’ Symphony
9月6日(日)

3年ぶりに復活の超絶技巧ピアニストユジャ・ワン/Yuja Wang

© BBC Studios

中国出身の人気ピアニスト、ユジャ・ワン(39)が3年ぶりにプロムズに登場。スコットランド出身のテナー歌手ニッキー・スペンスと共演し、今シーズンの最終日を飾る。曲目はエルガー作曲「威風堂々」、エルガー編曲「エルサレム」ほか。サカリ・オラモ指揮、BBC交響楽団の演奏。観客も一体となってのお祭りムードが楽しい。

Last Night of the Proms 2026
9月12日(土)

週刊ジャーニー No.1452(2026年7月9日)掲載

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