カシコく美味しく活用したい！ 冷凍ベジ＆フルーツ

冷凍野菜は栄養素的に劣ったりしない？

冷凍野菜は生鮮のものより栄養価が低いイメージがあるが、必ずしもそうではないという。野菜や果物は収穫されるや否や劣化が始まる。完熟前に収穫されても、輸送や保管に時間がかかるため、スーパーの棚に並ぶまでに数週間要する場合もある。一方、冷凍ものは旬の野菜を収穫してすぐに急速凍結するため、栄養価もそのままで保存可能。実際、冷凍のグリーンピース、ブロッコリー、ほうれん草、ニンジンなどは、生鮮食品として販売されるものよりビタミンCが多く含まれていると報告されている。

冷凍食品と生鮮食品、どちらが安い？

英消費者団体「Which?」が2023年2月に英大手スーパーの自社ブランド商品を対象に生鮮食品と冷凍食品の価格を比較した結果、ポークソーセージ、ラズベリー、ミートフィーストピザ、チップス、ブロッコリーをはじめ、大半の食品で冷凍品のほうが冷蔵品・生鮮品よりも安かったことが判明。食費を切り詰めるため、英国では5組のうち1組の家庭が冷凍食品を買うようになったという調査もある。冷凍食品を上手く利用して、物価高を乗り切りたい。

冷凍野菜のプラスとマイナスとは？

プラス

・買い置きしておける。
・使いたい量のみ取り出してあとはまた冷凍できる。
・生鮮食品より安いことが多い。
・細菌が繁殖できない低温保存なので衛生的。
・旬の時期に収穫されたまま、栄養価をキープ。
・既に切ってある場合、調理時間の短縮になる。

マイナス

・室温で完全に解凍してもナマで食べるには 不向きなこともあり。
・戻し方が適切でないと、シャキッとした 食感に欠けることが少なくない。