イタリアの甘味をロンドンへ、プラダ・カフェ上陸 Marchesi 1824

■ イタリアが誇る高級ブランド、プラダが手掛けるミラノのパティスリー「Marchesi 1824」が5月末、国外初となる支店をロンドン・メイフェアにオープン。足を運んでみた。

ファッションとデザインの都市として名高いミラノで1824年にオープンしたパティスリー・ショップ「Marchesi(マーケージ)」。家族経営のパティスリーとして人気を集めると、1900年代にはコーヒーやカクテルなども提供するカフェに発展。プラダ・グループに加わった2014年以降は、ミラノの観光名所「ガッレリア」でもその味を提供するように。

入り口に8席、奥に15席程度と、狭いながらも落ち着ける空間となっている。

メイフェアの高級ホテル「ザ・コンノート」と目と鼻の先にオープンした同店は、淡いグリーンを基調としたアールデコ風のインテリア。内装は20世紀初頭から続いているというミラノ本店の雰囲気を踏襲したのだそうで、エドワード朝の外観とマッチして、昔からこの地にあるような印象を受ける。

店内に入ってすぐのクラシカルな雰囲気のカウンター。

ショーケースにはパン、ケーキなど、素朴さと品の良さを合わせもった見た目の商品が並ぶ。一部の食材はイタリアから運ばれ、本店の味を再現しているのだそう。

左:タルト生地に包まれたライス・プティング。甘さが程よい上品な味。右:食べるのがためらわれるほどキュートなレモン・ケーキ。

コーヒースタンドとしても利用できるし、カフェ使いも可能。ただ、イートインはそれぞれ3~4ポンドアップになるので、コーヒーとパンだけでもいいお値段(プラダ価格!?)。筆者は、ライス・プディングとフラット・ホワイトを注文。フォークをさした瞬間のしっとりさ具合に心が躍り、口に含んだときの甘く優しい味にうっとりしたけれど、サービス・チャージ込みで15.20ポンドと書かれたレシートにすっかり目が覚めてしまった…。

それでも、素敵な店内に可愛いスイーツたち、女心をくすぐること間違いなし。プチ贅沢なカフェタイムにいかが?(写真・文/西村千秋)

Marchesi 1824

117 Mount Street, London W1K 3LA
www.pasticceriamarchesi.com/en/shops.html

週刊ジャーニー No.1099(2019年8月15日)掲載