
ストリートフードやバー、ヴィンテージマーケット、そしてアートの製作現場が一体となった新カルチャ-スポット「ヴィネガー・ヤード」。ロンドン・ブリッジ駅から徒歩2分、廃電車と巨大アリのオブジェが目に飛びこんできたら、そこがヴィネガー・ヤードの入り口だ。
ゲートをくぐると一面テラス席の緑豊かなガーデンが広がる。そのガーデンテラス席を取り囲むのは5つの個性的なフード屋台。インド風ハンバーガーや、イタリア北部の伝統的なパン「チャバッタ」を使ったサンドウィッチなど、国際色豊かなラインアップの中、一際良い音と良い匂いで客を魅了するのは、ロンドンのストリートマーケットに複数出店する新進気鋭のBBQ屋台「Up In My Grill」だ。分厚い肉をその場で焼いて、チミチュリソース(アルゼンチン発祥の唐辛子など香辛料と白ワインビネガーでできた辛口ソース)にチップスを添えたアルゼンチンステーキは、ぜひ一度試してみたいメニュー。ソースはスタンダートと辛口とが選べるので、辛い物好きは迷わず辛口をチョイスしてほしい。さらに、ヤード内のバーではクラフトビールも楽しむことができる。フルーティーで軽めな飲み口のヴィネガー・ヤード・ペールエールは、女性にもおすすめだ。
同左:屋内スペースもあり。ヤード入り口にあるアリのオブジェの作者ジョー・ラッシュの工房も併設され、ガラス越しに見学することが可能。運が良ければ彼が製作に勤しむ姿が見られるかもしれない。
日が高いうちは、ヤードの端でコンテナを利用したヴィンテージ・ショップが営業中なので、覗いてみると掘り出し物が見つかるかも!?
毎日昼から夜遅くまでオープンしていることに加え、週末は蚤の市も開催されるため、通常のマーケットとは異なりいつ来ても楽しめることがヴィネガー・ヤードの魅力か。屋内スペースもあるが、屋外テラスよりも狭いので、天気の良い日を狙って行くのが吉。ビール片手に屋台メシをつまみながら、ロンドンの初夏を楽しんではいかが?(文/高柳直子)
週刊ジャーニー No.1083(2019年4月25日)掲載







