■レンタル電動自転車の利用者のマナーの悪化に我慢の限界を迎えたロンドン北西部ブレント地区のカウンシルが、ついに「電動自転車の締め出し」に乗り出した。BBC(電子版)が報じた。
ロンドンでレンタルできる電動自転車は「ライムLime」社と「フォレストForest」社のものが多くを占めているが、ブレント地区のカウンシルはライム社に対し「駐輪ゾーン以外に駐輪した利用者に罰金を科す」ことを認めるよう要求。これが認められなかった場合、10月からレンタル電動自転車の利用を禁止すると発表した。これに対しライム社は、「駐輪ゾーンを増やしてほしい」と応戦している。
マナーは悪化の一途をたどっており、粗大ごみのように乗り捨てられた自転車が道に放置され、歩道を狭めたり塞いだりする原因となっている。車椅子利用者などは、こうした自転車をかわして進むことが困難であるため、クレームが殺到しているという。By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)