■ 睡眠は身体や精神の疲れを回復させるだけでなく、脳の機能を維持するという重要な役割を担っているため、睡眠不足や不眠を繰り返す生活を送っていると、認知症になりやすいことが報告された。「デイリー・メール」紙(電子版)が報じた。
ボストン大学が23~33歳までの健康な若者13人を対象に、睡眠中の脳の動きをMRIスキャナーを使って調査したところ、脳脊髄液(のうせきずいえき、CSF)が脳内に20秒ごとに吸収されていることが分かった。頭蓋骨内は脳や脊髄のほかに、脳脊髄液(髄液)という液体で満たされており、髄液は認知症の発症に関与する「毒性物質」を洗い流すと考えられている。
MRIスキャナーに写ったのは、血液の脈動にあわせて、髄液が脳内に入り込んでいく様子。この髄液によって、毒性タンパク質といった老廃物の蓄積と記憶力・思考力にかかわる神経細胞の減少などを防ぐことができるとされる。つまり睡眠時間が短かったり、ぐっすりと熟睡できなかったりする日が続くと、脳をリフレッシュする時間が足りず、将来的に認知症などを発症する可能性が高まるという。
睡眠時間と認知症の関連について、これまで何度も議論されてきたが、これらの相互作用は完全には判明しておらず、今回の研究結果が認知症解明の新たな一歩となることが期待されている。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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