肥満の子供…考える力や記憶力が弱い!?

■子供の肥満が社会問題となる英国で、肥満と学習能力の関係を示す調査結果が発表された。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。

ケンブリッジ大が9~11歳の米国人2700人を対象とした調査で、太っている子供の問題解決能力や記憶力が、脂肪の少ない子供に比べて劣っていることが判明したという。
調査ではMRIでスキャンされた脳の状態も検証され、体重超過の子供たちの大脳皮質が薄いことが分かったとされる。大脳皮質は論理的思考のための重要な脳の一部とされ、同様の脳の状態は中年期の人の脳に見られるという。ただ、肥満と大脳皮質が薄いこととの関連はまだ分かっていない。成長期に脂肪分の多い食生活を送ることで脳にダメージを与えた可能性もあれば、肥満の子供がもともと違う脳の構造を持っていた可能性もあり、詳しいつながりはまだ明らかになっていない。
研究は今後も続くと見られ、体重が減ったときに問題解決能力をはかるテスト結果が向上するかどうかなどを調べるとされる。
英国では小学校に上がる子供のおよそ5人に1人が体重超過、あるいは肥満に分類され、それにより、のちに糖尿病や心臓病、ガンなどに罹患する危険性が高まることが懸念されている。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)