地球温暖化への抗議活動組織、こっそりディーゼル発電機をフル稼働させている!?

英国で創設され、気候変動に反対する運動を展開する環境保護団体「エクステンション・リベリオン」(直訳すると『絶滅への反逆』)。今年4月にはロンドン中心部の主要交差点を複数占拠し、交通をまひさせたことは記憶に新しい。その時も大量の逮捕者を出したが、10月に入り、再びロンドンで過激な抗議活動を再開し、多くの逮捕者が出ている。

気候変動について、注意を喚起するのは異議あることと認めても、毎日、懸命に働かざるを得ない一般市民の暮らしを邪魔し、多くの警察官の労力、すなわち税金を使わせる抗議活動には反発を覚えるという声は少なくない。
反「エクステンション・リベリオン」のニュースがたびたび報じられるのは、一般市民のそうした声を反映しているからといえるのかもしれない。
例えば、もとはドイツ発としながらも、英タブロイド紙「デイリー・エクスプレス」が報じたのは、ベルリンで同様の抗議活動を行う「エクステンション・リベリオン」のキャンプそばに、ディーゼル発動機が置かれ、なおかつ、それが木の柵で大部分「かくして」あるのが見つかったというもの。 ディーゼル車は、地球温暖化を招く原因のひとつとされる二酸化炭素の排出量が、ガソリン車より多いとして攻撃されているのはご承知のことだろう。
ディーゼル発電機については、最新型の技術なら二酸化炭素の排出量は抑えられるものの、窒素酸化物の排出量は増えるとして、結局、環境に優しいとはいえない存在と説明されている。とはいえ、活動家たちも炊き出しをして、毎食食べる必要があるし、夜は夜で灯りがほしいだろうから、電源なしで済ませるのは難しいと想像できる。
地球温暖化をくいとめるべく、活動している同組織の『矛盾』をことさら声高に指摘する論調。ロンドンの「エクステンション・リベリオン」は、ディーゼル発電機に関する投稿に対し、中傷だと反発しているが、説得力は弱い。
一般市民の生活をおびやかすと、理解が得られず、こういう展開になっても仕方がないだろう。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)