スコットランド議会、子どもへの体罰を全面禁止に

■ 児童虐待を防止するため、家庭における子どもへの体罰を禁止する法律の施行が3日、スコットランド議会で可決された。この法律の導入により、親が「しつけ」として子どもを叩く行為も「体罰」と判断され、禁止されることになる。「BBC」(電子版)が伝えた。

英国で初めて導入されることが決まった、家庭における16歳未満の子どもへの体罰禁止法案は、元警察官でスコットランド緑の党のジョン・フィニー議員が主導で施行に向けて動いてきた。フィニー議員は、「子どもを叩く行為はしつけのためにも『正しいこと』だと思われているかもしれないが、いかなる状況でも暴力に訴えてはいけないという強いメッセージを発信したい」とコメント。こうした体罰は身心ともに子どもを傷つけ、やがて児童虐待へとエスカレートする可能性を否定できないと述べている。ちなみに、学校やその他の教育現場での体罰は、すでに禁止されている。
世界で初めて家庭内での子どもへの体罰禁止法が成立したのはスウェーデンで、1979年に導入された。スコットランドは58番目の導入国になる。ウェールズも同法の可決を目指しているが、イングランドや北アイルランドではこうした動きは今のところ見られないという。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)