■ロンドンのレストランやカフェでは最近、生花の代わりに造花を使って店頭を華やかに飾り立てる店が増えている。一種の流行といえそうだが、これに対して、環境や生花店に悪影響を与えているとの批判の声が高まっていると「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
ロンドンではオシャレなカフェやレストランの色鮮やかな造花の前で、女性たちがインスタグラム用の写真を熱心に撮影し、投稿することはよく見る光景となっている。しかし、造花の飾りは蜂や蝶などを混乱させるのみならず、より多くのプラスチック商品を生産することに繋がっているとして懸念を示す人も増えつつあるという。
英国を代表する園芸家のジョナサン・モズリー氏は「造花の多用は、自然の植物がもつ期間限定の美しさを損なうもの」と嘆く。「誇りを持って季節や地元の食材、民族料理専用の素材を使う飲食店は、それと同じように花の装飾にも注意を払うべき」と述べている。
ロビン・ルーカス・スタジオで花師として働くロビー・ハニー氏は、植物に関する研究も行う、チェルシー・フィジック・ガーデンの併設レストランにも、この造花ブームが押し寄せていることを問題視。「歴史ある機関まで造花に手を出すのは問題として深刻」と持論を展開した。
店側もコストは抑えたいという事情があり、造花を使う気持ちも理解できる。しかし、短い期間に鮮やかに咲く自然の花だからこその美しさもある。どちらをとるか、議論は尽きそうにない。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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