
■ 刺身、寿司、生ガキ…。生の魚介類を好む人に聞き捨てならない悲しいニュースが報じられている。フロリダ・アトランティック大学の調査によると、抗生剤に強い耐性をもつ「スーパー耐性菌(superbug)」が海洋で急速な広がりを見せているという。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。
同大学の研究者らによれば、スーパー耐性菌を有するイルカの数が過去5年で倍増したという。人間がイルカを食することはほとんどないが、イルカは海の生態系の指標とされるため、食卓にのぼる海産物にも影響が出ていることが懸念されている。生魚や十分な加熱調理がなされていない魚介類を食べる人は、スーパー耐性菌に感染する可能性があると専門家らが警鐘を鳴らしている。
抗菌薬が効きにくくなる、または効かなくなる薬耐性(Antimicrobial resistance: AMR)のある菌は近年、世界中で増えてきており、現代医療を脅かす存在として知られている。英国では年間5000人がスーパー耐性菌によって、命を落としているとされる。抗生物質の過剰摂取や誤った摂取によって薬耐性が増えていることや、新しい抗生物質があまり開発されていないことも問題視されているという。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
































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