ある日、自宅に最高級スマホ!新種の配達詐欺にご用心!!

Japan journals Ltd

■自宅でくつろいでいると突然、玄関ドアをノックする音。出てみると、手にパッケージを持った配達員が佇んでいる。小包の箱に貼られた伝票には、しっかりと自分の住所と名前が記載されている。箱の中身は最新式の高額なスマートフォン。注文した覚えもなく途方に暮れていると、再び何者かがあなたの自宅のドアをノックする…。これまでなかったタイプの詐欺グループが暗躍しているという。BBCが報じた。

これが配達詐欺だった場合、最初に商品を届けに来た人物は恐らく正規の配達員のはず。そして二度目にドアをノックした人物が「先ほど当方の手違いで誤った商品を届けてしまったので返して欲しい」と言ったら、その人物は恐らく配達詐欺グループの『出し子(末端で現金や商品を手に入れる役目を担う人間)』だ。「やはり間違いだったか」と思って気軽に返品してしまった瞬間、配達詐欺犯罪の完遂に自ら手を貸してしまったことになる。
最近こういった狡猾な手口の配達詐欺(Delivery scam)が多数報告されているという。
詐欺の手口はこうだ。詐欺集団は、まず何らかの方法で被害者のクレジットカードそのもの、あるいはカード情報と自宅住所等、個人情報を前もって入手していると考えられる。それらの情報を使い、オンラインで高額な商品を購入。特にアップル社のiPhoneやサムソンのスマートフォンといった最高級最新機種が狙われやすいという。犯人の自宅に届けさせるとすぐに足がつくため、配送先として被害者の自宅住所を記入する。犯人たちは配達予定日に被害者の自宅前で待ち受け、配達員が現れると購入者のふりをして荷物を受け取る。このインターセプト(途中での奪取)と呼ばれる作業に失敗し、荷物が被害者に届けられてしまった場合は、冒頭のように配達員になりすまし、「誤配送だった」と言って被害者から商品を巻き上げて逃走する筋書きだ。
実際に被害に遭った人は、BBCの取材に対し「私の個人情報を使って実際にスマートフォンを購入していたというのは実に心配だ。将来、家を購入する予定があるので、こういうカード詐欺に遭ったことでクレジット・レーティング(信用格付け)が下がるのはとても困る」とコメント。
もしも身に覚えのない高額商品が届き、何者かがその商品の回収に来たらどう対処すべきか。専門家は「まず、安易に商品を渡してはなりません。商品を引き取りに来た人物に身分証明書の提出を求め、それが満たされない場合、商品は絶対に渡さず、商品を配送した小売店に問い合わせること」と、送り主への照会を推奨。また「銀行のステートメント等を捨てる際には必ずシュレッダーにかけること」と注意を促している。みなさんどうか被害に遭わないよう、ご用心ください。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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