
■23日正午過ぎ、英与党保守党はメイ前首相の後任として新党首に前外相のボリス・ジョンソン氏(55)を選出した。24日にエリザベス女王の任命を受け新首相となった。
保守党党首は下院議員によって候補が2人に絞られたのち、英国全土16万人の保守党党員からの郵便投票で決まった。ジョンソン氏は9万2153票を獲得し、4万6656票に留まったハント外相に圧勝した。元ロンドン市長のジョンソン氏は24日に前任のメイ首相の席を引き継ぐ。
勝利宣言でジョンソン氏は「ブレグジット(EU離脱)を達成し、英国を一つにまとめ、ジェレミー・コービン(労働党党首)を打倒する」と約束した。また、前任のメイ首相へは「外相として務めを果たせたことは光栄だった」と感謝の言葉を述べた。一方、メイ前首相はツイートでこれからは議員席から新首相へ最大限のサポートをすると約束した。
ジョンソン氏は2016年の国民投票では離脱派を主導。国民投票後の党首選にも出馬したが、早い段階で退いていた。
今回約1ヵ月に及んだ党首選では、ブレグジットが最大の焦点となった。英国はもともと3月29日にEUを離脱する予定だったが、英議会がメイ前首相が提出した離脱協定案を3度にわたって拒否。そのためEUは離脱の期限を10月31日まで延長していた。
ジョンソン氏は、例え合意がなくとも10月31日の期日までにEUから離脱すべきだと主張している。この主張に関してフィリップ・ハモンド財務相、ローリー・スチュアート国際開発相やデイヴィッド・ゴーク法務相などは反対を表明。ジョンソン氏が首相となった場合は閣僚を辞任すると表明している。
敗北したハント外相はツイッターで「とても残念だ」としながらも「ジョンソン氏は困難に直面した英国にとって必ず素晴らしい働きをするだろう。ジョンソン氏は党首選を通して楽観主義とエネルギー、そして我々の国家に対する全く揺るぐことのない自信を見せた。今、我々に必要なのはまさにそれだ」と勝者を称えた。
一方、労働党党首のジェレミー・コービン氏は「ボリス・ジョンソン氏は富裕層への減税の約束や、銀行家の友達だなどと喧伝し、有害な合意なきEU離脱を推進することで10万人にも満たない保守党党員たちの支持を得て党首となった。それは国民の支持を得てのことではない」と皮肉たっぷり。
EUのミシェル・バルニエ首席交渉官は「新首相のジョンソン氏と離脱協定の批准と秩序ある離脱の実現を達成できることを楽しみにしている」とツイッターに投稿。トランプ米大統領は「彼はいい仕事をするだろう」とツイートした。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
























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