ぎょぎょぎょの真実…スーパーマーケットの魚、1/3は売っちゃいけないレベル!

■ 「魚大国」日本と比べると、英国のスーパーマーケットで売られている魚介類に新鮮さを求めるのは酷なこと。頭では分かっていたが、実際にスーパーマーケットに並んでいる魚は、予想以上に水揚げされてから時間が経っていることが、BBCのドキュメンタリー番組の取材で分かった。

BBC2で8日に放映された「What's Really In Our Food?」では、栄養士のプリヤ・チュー氏と魚類科学者のリチャード・チバーズ氏が、5ヵ所のスーパーマーケットで購入したタラの切り身10種の鮮度を調査。その結果、購入したタラの30%には既に腐敗の兆候が出ており、さらにそのうちの1つは水揚げされてから20日以上が経過していることが分かった。あるタラを口に入れたチバーズ氏はすぐに吐き出し、「これは腐っている。棚に並べちゃダメ」と呆れ顔。
番組では各スーパーマーケットで買い物客に、並べられている魚が「どれくらい新しい(古い)と思うか」と尋ねたところ、ほとんどの人が1日から悪くても3日程度と回答した。しかし調査が始まるや否や、消費者の考えがとてつもなく甘いものであることが次々と証明されていく。20年以上に渡って魚の鮮度を調べているチバーズ氏は、「ほとんどの客が魚の鮮度に関する知識を持っていない」と嘆く。
英国には魚介類の鮮度を測る『Torry score(トーリースコア)』という基準があり、見た目、味、においによって鮮度が分別されるという。チバーズ氏は「まずは魚の色と鮮度を確認すること。青味がかった半透明なものがより新鮮です」。そう言いながらチバーズ氏は見るからに鮮度が落ちているタラを指さし、「肉が引き裂かれたようになっていますね。これは組織の崩壊が始まっているサインです。バクテリアの活動によるものです」。
また、「フレッシュといいながら冷凍されていたものも混ざっています。軽く押しただけで水が出てくるでしょう。これは冷凍されていたものを解凍したという印です。冷凍されたものはパッケージにそう表示することが法律で義務付けられていますが、とても小さな文字で書かれているので目を凝らして見ないと分かりません」と話した。
10種類のタラの切り身の鮮度テストを終えて、チバーズ氏は「この中で3つは本来売ってはいけないレベル。2つは遅くとも明日中に食べなければいけないレベル」とランク付けした。
チバーズ氏は「スーパーマーケットの場合、水揚げされた後、たくさんの行程を経て店頭に並ぶため、どうしても鮮度が落ちてしまいます。近くに信頼できる鮮魚店がないならば冷凍もお勧めです。なぜなら冷凍魚は通常、捕獲してすぐに漁船の中で急速冷凍されるため、風味も食感も損なわれません。かくいう私も冷凍を買っています」だって。どうする?

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)