■ この7年の間に300人の看護師が自らの命を絶っていたという衝撃的な現実を厳粛に受け止め、政府は、NHS(英国民医療サービス)に対し、スタッフへのサポート体制を強化するよう指導したという。英各紙が報じた。
NHSに勤務する看護師が抱えるストレスや長時間労働の他、看護師が問題点を指摘しづらいといった『有害な文化』が彼らの精神状態を蝕んでいると報告された。一昨年、リバプールで看護師見習いだったルーシー・デ・オリベイラさん(当時22)が自殺。ルーシーさんの母親リズさん(61)はルーシーさんが精神的に追い込まれていた様子を語った。「娘は上司からまるで自分は12歳の時から工場で働いたとでも言いたいかのように、『私たちが若いころはもっと真剣に取り組んでいた』と言われていた。昔はそうだったかもしれないけど、今は時代が違う。見習い期間中は無給で12時間のシフトを週3回こなさなければならない。家賃も奨学金から払わなければならず、月に自由になるお金は6ポンドしかなかった。そのため彼女はウエイトレスと介護のアルバイトを掛け持ちしてしのいでいた」と話す。続けて「娘が存在した証としてNHSにはシステムを改めて欲しい」と対応を求めた。
2018年8月に27歳で自らの命を絶ったデボンのローラ・ハイドさんの遺族は看護学生に対してもっと精神的トレーニングとサポート、そして看護師のための24時間ヘルプラインを提供するよう政府に訴えている。ローラさんの従弟、リアム・バーンズさんは「彼らは毎日、交通事故などで運ばれて来る悲惨な患者の姿を見ており、トラウマの上にトラウマが重なる悪いサイクルの中にいる。そんな中で、彼らは時に自分のことをケアすることすら忘れてしまう」と話している。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
























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