■2002年に101歳で死去したエリザベス女王の母、クイーンマザー=写真=がしたためた手紙や日記が公開され、エドワード8世の退位の原因となったウォリス・シンプソン夫人のことをいかに嫌っていたかが明らかになった。「デイリー・メール」紙(電子版)が伝えた。
「王冠を賭けた恋」として知られる、エドワード8世と米国出身のシンプソン夫人の恋。英国国教会では、離婚はできるものの元配偶者の存命中に「教会」で再婚することは認められておらず(現在は緩和されつつある)、2度の離婚歴がある彼女と結婚するため、1936年にエドワード8世は退位を発表。弟のジョージ6世が即位した。クイーンマザーは、夫(ジョージ6世)が56歳という短命で亡くなったのは、突如王位を継承し、第二次世界大戦勃発という激動の時代を背負うことになった心労のせいだとし、エドワード夫妻を嫌っていた。
とくに「あの女(The Woman)」とシンプソン夫人のことを蔑視して呼んでいたとされるが、手紙や日記の中では「お騒がせ女(naughty lady)」と書いていたことも発覚。また、2人の不倫スキャンダル(当時シンプソン夫人は離婚していなかった)が取り沙汰されていた時は、「騒動と距離を置きたい」と冷静に考えていたこともわかった。しかし夫が国王に即位すると、夫の立場を不安定にする「悪霊」を追い出すために、2人をフランスへ送ることを提案。1937年に行われた結婚式にも王室メンバーの出席を許さず、参列者は20人ほどの寂しいものだったという。さらに、王室メンバーの称号「HRH」(ハー・ロイヤル・ハイネス=妃殿下)をシンプソン夫人に与えることも許さなかった。
By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)
























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