17世紀の法律廃棄!教会は「毎週日曜日に礼拝をしなくてもよい」

■ 英国の精神的支柱ともいえる英国国教会。しかし、宗教離れが進み、聖職者の数も減少が続いている。こうした実情を受け、「全教会は日曜礼拝を必ず執り行わなければならない」と定めた17世紀から続く法律が廃止されることになった。「テレグラフ」紙(電子版)が報じた。

全ての教会で毎週日曜日に礼拝を実施するよう定めた条項を含む、教会法令が初めて発布されたのは1603年。最近では1964年に手が加えられたが、日曜礼拝については変更されなかった。
しかし、聖職者の減少に伴い、最大20もの教会を一挙にたばねざるを得ないケースなども見られるようになり、「全ての教会で」日曜礼拝を毎週行うことは不可能。複数の教会での礼拝を一ヵ所で行う場合には、書面での許可が必要とされていたものの、この許可申請制度も現実的とはいえず、実質的に、違法な状態は黙認される時代が続いていたという。ただし、この件で罰せられた牧師はいないとされている。
また2017年の報告によると、医者、作家、教師、配管工、農家といった仕事と兼業する牧師も増えており、2002年に2091人だった兼業牧師は、2016年には3230人を数えるに至っている。
牧師が抱える複数の教区のうち、「少なくとも1つの教会で」日曜礼拝を行うこととした今回の改正は、ほぼ満場一致で可決されたが、聖職者不足という深刻な問題に悩まされる日々は続きそうだ。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)

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