乳がん罹患者がいる家系なら…若いうちから検診を受けるべし!

■ 英国で最も一般的ながんとされる乳がん。啓発活動を行うチャリティ団体「Breast Cancer Now」は、早期発見を促すために、乳がん検診の対象を35歳まで引き下げるべきだと呼びかけている。BBCが伝えた。

NHSでは現在、50~70歳の女性を対象に乳がん検診を行っており、家族の病歴によっては40代も検診の対象となっている。ところが現在英国では、1年間で乳がんと診断される人の数はおよそ5万5000人で、年間1万1500人が命を落としているという。
こうした現状を受け、同チャリティ団体の支援の下、マンチェスター大学の研究チームが、中等度または高度に乳がんのリスクがあると見なされた、35~39歳の女性2899人の早期検診データを分析。その結果、腫瘍は小さくリンパ節に転移していないものの、転移する可能性のあるがんが35人に発見されたという。
一方、検診を行わなかったグループでは、腫瘍が小さい状態で見つかったケースは格段に少く、より多くがリンパ節に転移していたとされる。
専門家の間では、早期検診によるメリットと早期検診がもたらす精神的負担や過剰治療といった不利益のバランスをとる必要があるとする声も上がっているが、同団体では、早期発見を促すために検診の対象年齢を35歳以上に引き下げるべきだと提案している。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)