Life in the UKテスト、ギャングがカンニングをお手伝い!?

■外国人が英国での永住権や市民権を申請する際に必要となる「Life in the UK test」。EU離脱を前に英国の市民権を取得するEU市民の数が増加する中で、テストの合格を『手助け』する犯罪組織の存在とその手口が報告された。BBCが伝えた。

「Life in the UK test」は、英国の法律や歴史、社会に関する知識が問われるもので、24問中18問以上正解すれば(正解率75%)合格となる。
BBCの記者は、ロンドンおよびロンドン周辺で開催されているテスト準備講座に参加し、覆面調査を実施した。そのひとつが、ロンドン東部でマスゥードゥ・アブール・ラザ氏が運営する「Ideal Learning Academy」。ラザ氏から「費用はおよそ2000ポンド。これはビジネスで完全に秘密ですが、あなたは結果が得られます」と伝えられ、その後、ラザ氏とその仲間からブルートゥース搭載のワイヤレスのイヤフォンを提供されたという。これは、隠し持った携帯を通して音を送受信できる仕組みになっている。
試験では会場のヘッドフォンを使用して試験問題を音声で聞くことが可能で、『カンニング用のイヤフォン』を装着した上でさらにヘッドフォンをつけることで、試験問題がイヤフォンを通して会場の外にいる人物に伝わり、答えが教えられるという。同記者はこの方法で試験に合格した。
「Life in the UK test」のカンニングをビジネスとする団体は英国各地にあると見られ、同様の手口で行われているという。

By 週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)