■ 世界を代表する演劇やミュージカルの本場として有名な、ロンドンのウェストエンド。人気のシェイクスピア劇からミュージカルまで、さまざまな作品が上演され、ハリウッドで活躍する大物役者たちが相次いで舞台に立つことでも話題を集める。今回は2026年上半期にウェストエンドで上演される人気俳優の出演作を中心に、注目の演劇・ミュージカルを6つご紹介。(文/名取由恵)
レイフ・ファインズ主演のウェストエンド初演作Grace Pervades

英劇作家デイヴィッド・ヘアの新作。ヴィクトリア朝時代を舞台に、英演劇界に多大な功績を残した俳優ヘンリー・アーヴィングと女優エレン・テリーを描く。映画「教皇選挙」でアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされるなど、英国を代表する役者のレイフ・ファインズが主演する。ミランダ・レーゾン(「MI-5 英国機密諜報部」)ほか出演。
ノア・ジュープら期待の若手による「ロミジュリ」Romeo & Juliet

おなじみウィリアム・シェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」。人気ドラマ「ナイト・マネージャー」や映画「クワイエット・プレイス」で子役として活躍したノア・ジュープがロミオ、Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス」のセイディー・シンクがジュリエットを演じる。それぞれウェストエンドに初登場。フレッシュな演技が期待できそう。
Harold Pinter Theatre(最寄り駅:Piccadilly Circus / Leicester Square)
チケット:£20~
www.haroldpintertheatre.co.uk
エイダン・ターナーとレスリー・マンヴィルが共演Les Liaisons Dangereuses

ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ原作で何度も映画化されているフランス文学作品「危険な関係」を、クリストファー・ハンプトンが1986年に戯曲化。18世紀後半のフランス貴族社会を舞台に、侯爵夫人と子爵を中心にした貴族たちの退廃と恋の駆け引きを描く。出演は、ドラマ「ザ・クラウン」のレスリー・マンヴィルとドラマ「風の勇士 ポルダーク」のエイダン・ターナー。
ヒュー・ボネヴィルが「ナルニア国」シリーズの作家にShadowlands

ウィリアム・ニコルソンが脚本を手がけ、ウェストエンドやブロードウェイでヒット、「永遠の愛に生きて」(1993年)の題名で映画化された作品。「ナルニア国」シリーズで知られる英作家C・S・ルイスと米詩人ジョイ・グレシャムの夫婦関係を描く。ルイス役は「ダウントン・アビー」のヒュー・ボネヴィル、グレシャム役は米ドラマ「サンズ・オブ・アナーキー」のマギー・シフ。
「Strictly Come Dancing」のプロダンサーが出演Kinky Boots

実話ベースのコメディ映画「キンキーブーツ」をもとに、ハーヴェイ・ファイアスタインが脚本を手がけたミュージカル。作詞作曲はシンディ・ローバー。BBCの人気番組「ストリクトリー・カム・ダンシング」のプロダンサー、ヨハネス・ラデべが出演。ノーサンプトンで倒産寸前の靴製造工場を継いだチャーリーが、ドラァグ・クイーンのローラに出会い、一緒に工場の再生に奮闘する。
London Coliseum(最寄り駅:Leicester Square / Charing Cross)
チケット:£28.75~
https://londoncoliseum.org
ティム・バートンの世界観を体現!Beetlejuice

2024年に続編が公開された、ティム・バートン監督によるホラー・コメディ映画「ビートルジュース」(1988年)のミュージカル版。突然死亡して幽霊になった若い夫婦が、自分たちの家に引っ越してきた一家を追い出すために、バイオ・エクソシストの仕事をしているお調子者のビートルジュースを呼び出すが…。2018年初演、ブロードウェイでのヒット作がウェストエンドに進出。
Prince Edward Theatre(最寄り駅:Leicester Square / Tottenham Court Road)
チケット:£20~
www.princeedwardtheatre.co.uk
週刊ジャーニー No.1426(2026年1月8日)掲載







