今年のランキングが発表 ロンドンのベスト・バー4選

■ 毎年恒例、世界中の優れたバーに贈られる「世界のベスト・バー50(The World's 50 Best Bars)」。英メディア「ウィリアム・リード」社の主催により2009年からスタート、バーテンダーやドリンク専門ライターなど800人以上の専門家の投票によって、世界最高峰の50店舗が選ばれるというもので、今年で17回目を迎える。2025年度の「ワールド・ベスト・バー」ランキングは今年10月に発表され、香港の「Bar Leone」が第1位に輝いた。ロンドン市内のバーも4軒選ばれており、50位内にランクインした世界29都市のなかで最も多く選出された都市となっている。今回は、その4軒のバーをご紹介したい。(文/名取由恵)

The World's 50 Best Bars 2025 トップ10

① Bar Leone/香港
② Handshake Speakeasy/メキシコ・シティ
③ Sips/バルセロナ
④ Paradiso/バルセロナ
⑤ Tayēr + Elementary/ロンドン
⑥ Connaught Bar/ロンドン

⑦ Moebius Milano/ミラノ
⑧ Line/アテネ
⑨ Jigger & Pony/シンガポール
⑩ Tres Monos/ブエノスアイレス

出典 https://www.theworlds50best.com/bars/list/1-50

第5位
2つのバーがひとつになった独創的なカクテルバーTayēr + Elementary

ロンドンで最上位の5位に輝いたのが、東ロンドンのカクテルバー「タイヤー+エレメンタリー」。
2019年にミクソロジストのモニカ・バーグ氏とアレックス・クラテナ氏がオープン。フロントのバーは季節に合わせたコンテンポラリーなカクテルやスナックを提供する「エレメンタリー」(写真)、奥のバーは古くからの手法と新しいテクニックを融合し、素材の個性を活かしたドリンクにフォーカスした「タイヤー」。このダブルコンセプトが革新的で、独創的なカクテルを気軽に楽しむことができる。フレンドリーなサービスとクリエイティブなフュージョン料理も人気。

152 Old St, London EC1V 9BW
https://tayer-elementary.com

第6位
2年連続で「世界最高のバー」に選出Connaught Bar

堂々の6位はロンドン屈指の高級エリア、メイフェアにある老舗ホテル「ザ・コノート」のバー。2008年にリニューアル・オープン、2020年と2021年には連続して世界第1位に輝いている。
キュビズムにインスパイアされた内装は、スタイリッシュながらもタイムレスなエレガンスさをプラス。バーのシグネチャーはマティーニ。ゲストの好みに応じて、専用マティーニトロリーで「完璧な1杯」をつくってくれる。ミクソロジスト・ディレクターはシーンを牽引するアゴスティーノ・ペローネ氏。世界トップレベルといわれる究極のホスピタリティをぜひ体験していただきたい。

The Connaught
Carlos Place, London W1K 2AL
www.the-connaught.co.uk

TK Trading
Centre People
ロンドン東京プロパティ
Dr Ito Clinic
早稲田アカデミー
サカイ引越センター
JOBAロンドン校
Koyanagi

第21位
東ロンドンの秘密の隠れ家Satan’s Whiskers

© Steven Joyce (@stevenjoycephoto)
© Steven Joyce (@stevenjoycephoto)

21位に選ばれたのは、ベスナルグリーンにあるカクテルバー「サタンズ・ウィスカーズ」。
2013年にバーテンダーのケヴィン・アームストロング氏らがオープン。「悪魔のヒゲ」というユニークな名前は、ジン、ベルモット、オレンジジュースがベースのカクテルが由来。カクテルのメニューは毎晩変わり、レパートリーの数は900種類にも及ぶという。バーテンダーが伝統的な手法を使って作り出すクラシック・カクテルが人気で、「バーテンダーのためのバー」とも呼ばれている。グラフィティの描かれた外観と店内に流れるオールドスクールのヒップホップが、イーストロンドンらしいヴァイブを醸し出している。

343 Cambridge Heath Rd, London E2 9RA
www.satanswhiskers.com

第31位
英国紳士の書斎のような大人のバーScarfes Bar

31位にランクインしたのは、ロンドン中心部ハイ・ホルバーンの5つ星ホテル「ローズウッド・ロンドン」内にある「スカーフェス・バー」。
エドワード朝様式の壮麗な建物の一角にある回転扉を通り抜けると、都会の喧騒とかけ離れた別世界が広がる。暖炉やベルベット張りのアームチェア、アンティーク本が並ぶ書棚など、古き良き紳士クラブをイメージした内装は、重厚ながらもゆったりくつろげる雰囲気。英風刺画家ジェラルド・スカーフの名にちなんでおり、スカーフの作品からインスパイアされたユニークなカクテルが自慢。このエキセントリックさが英国らしい。バンドの生演奏もあり、最高の夜が過ごせそう。

252 High Holborn, London WC1V 7EN
https://scarfesbar.com

週刊ジャーニー No.1418(2025年11月6日)掲載

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