■ 今年で14回目の開催となるスカルプチャー・イン・ザ・シティは、都市空間を回遊型のギャラリーとして活用する野外彫刻展。街中を歩きながら、さらりと個性あふれるアートに出会えることができると好評だ。今年はアイ・ウェイウェイをはじめとする著名アーティストから新進気鋭のアーティストまで、11の新規作品がシティの街中に出現。年間を通じて、無料のイベントやアクティビティも多数開催される予定。今回は筆者お気に入りの作品を厳選してご紹介。
アートに触れる街歩きを楽しもう!(写真・文/ネイサン弘子)
Roots: Palace
Ai Weiwei
Bishopsgate Churchyard, EC2M 3TL

ブラジルの熱帯雨林に自生する絶滅危惧種の植物を「鋳鉄(ちゅうてつ)」という素材で再現することで、産業化と近代化によって失われていったかつての生態系や生活様式を表現し、進歩の裏で文化的・社会的な豊かさが犠牲になる現象を象徴している。
CAUCUS
Samuel Ross
Mitre Square, EC3A 5DH

子どもたちの声が元気に響く小学校の校庭の隣にある広場に設置された憩いのベンチ。
Charles. Jiwon. Nethaneel. Elena.
Julian Opie
100 Bishopsgate, EC2M 1GT

何とも言えない表情で佇む4人に会いに行こう。
The Garden of Floating Words
Elisa Artesero
70 St Mary Axe, EC3A 8BE

夜間はまさに言葉が浮かび上がっているように見える。
Looping Loop
Andrew Sabin
70 St Mary Axe, EC3A 8BE

高層ビルの合間に出現した軟体生物風の彫刻。
Dendrophiles
Jane and Louise Wilson
St Dunstan's Hill, EC3R 5DD

階段とエスカレーターの背面を利用したダイナミックなインスタレーション。
週刊ジャーニー No.1404(2025年7月31日)掲載







