■ マクドナルドにKFC、バーガー・キングにピザハット、サブウェイと、あらゆる米国発の定番店が揃う英国に、さらなるファスト・フード・チェーンの波が押し寄せている。チキン・ショップから懐かしのバーガー・ショップまで、現在店舗拡大中のブランドから英国上陸予定のチェーン店までを一挙ご紹介!(文/ネイサン弘子)
Wendy’s
赤毛にそばかすの少女のロゴでお馴染みの「ウェンディーズ」は、1969年に米国で誕生。四角いパテと新鮮な野菜をたっぷり挟んだバーガーが人気で、英国では2021年の初出店以来、着実に店舗数を増やし、現在32店舗を展開中。今後はドライブスルーの店舗も増やしていく計画なのだとか。
ロンドンではCamden Town, Wood Green, Uxbridge, Croydon他で営業中。
www.wendys.com/en-gb
Wingstop
米国で最も成長スピードが速いとされるチキン・ウィングの専門店「ウィングストップ」は、2018年に英国に初出店。今年は英国進出以来となる最大の拡大の年として、9つの新店舗をオープン。さらに 6つの店舗を年内にオープンすべく、準備中とか。種類豊富なフレーバーを誇り、英国では「Lemon Pepper」「Hickory Smoked BBQ」などが人気。ディップは3種類。
ロンドンではLeicester Square, Angel, Gloucester Road, Wood Green, Clapham Common他で営業中。
www.wingstop.co.uk
Taco Bell
メキシコ・フードのタコス、ブリトー、ケサディーヤなどで熱狂的なファンを抱える「タコベル」は、1986年に英国に進出したが、90年代に全店閉鎖。しかし、2018年にロンドンに再オープンしている。今では英国全土に130以上の店舗がある。現在、さらなる新店舗の計画が進行中。
ロンドンではBaker Street,Camden,Edgware Road,Wood Green,Clapham Common他16店舗で営業中。
www.tacobell.co.uk
Popeyes
1972年にニューオリンズで開業したときは小さなレストランだったが、今では世界に4000店舗を構える巨大チェーンに成長し、2021年にロンドンに初出店。現在、英国内に38店舗を構える。今年中に店舗を倍増する予定。ケイジャンスパイスに12時間漬け込んだチキンを、カリッカリに揚げたチキンサンドが大人気!
ロンドンではWestfield Stratford, Walthamstow, Waterloo, Kilburn,Wembley, Ealing, Richmond他で営業中。
https://popeyesuk.com
2025年ロンドンに再出店予定! Chick-fil-A
サンドイッチ、ナゲット、ワッフルポテトフライで有名な、米国で3番目に大きいチキンのファスト・フード・チェーン「チックフィレイ」。同店は2019年にレディングにショップをオープンしたものの、反LGBT団体への寄付に対する顧客からの反発を受けて、わずか半年で撤退。その失敗を糧に、来年から2年の間に英国に5店舗をオープンさせる予定。
www.chick-fil-a.com/press-room/chick-fil-a-launching-in-the-uk
2025年ロンドンに出店予定! Dave’s Hot Chicken
数あるファスト・フードの中でも、バーガー店の人気を越える勢いのフライドチキン。「デイヴズ・ホット・チキン」は、 2017年にイーストハリウッドでチキンテンダー好きの4人組がポップアップとして創業し、瞬く間に全米で200店舗を越えるチェーンに急成長。チキンメニューは、チキンテンダーとチキンサンドのみで勝負。その名の通り、スパイシーさが売り!
週刊ジャーニー No.1357(2024年8月29日)掲載