
ロンドンにある数多くのミュージアムの中から鑑賞後も楽しめる素敵なカフェを各ミュージアムの名作と共にご紹介したい。
Kenwood House
The Brew House

ハムステッドの緑と自然に囲まれてゆったりブランチやティータイムが堪能できる。建物内のカウンターで注文&支払い。

◉フルイングリッシュブレックファスト £11.50
ソーセージ、ベーコン、スクランブルエッグ、ハッシュブラウンなどとトースト2枚からなるボリュームたっぷりメニュー。広大なハムステッドヒースを散策したあとにブランチとして食べるのもおすすめ。

二つの円がある自画像
-レンブラント・ファン・レイン
「夜警」で有名なオランダの画家レンブラント。晩年に描かれた自画像はパレットと筆を持ち、真っ直ぐな強い眼差しが印象的。孤独や絶望の中でも画家という職業に誇りを持っている彼の意志がうかがえる名作。
■ 住 所:Hampstead Lane, Hampstead, London NW3 7JR
■ 電話番号: 020 8348 1286
■ ホームページ:www.english-heritage.org.uk/daysout/properties/kenwood/
■ 開館日:ケンウッド・ハウス…毎日 10:00 - 17:00 / カフェ…毎日 9:00 - 16:00
■ 入館料:無料
■ アクセス:アーチウェー駅かゴルダーズ・グリーン駅からバス210番(約20分ごと)にて、どちらの駅からも15分ほど。
Tate Modern
Tate Modern Terrace Bar

テムズ河やセントポール大聖堂を一望できる絶景スポットでいただくお茶・コーヒーやスイーツの味は格別。

◉カプチーノ £3.50
◉ピスタチオローフケーキ £5.25
テムズ河に面した「Natalie Bell Building」最上階(6F)に位置するカフェ。テーブル上のQRコードでオーダー&決済するスタイル。

バベル2001
-シウド・メイレリス
ラジオで作られたまさに現代版バベルの塔。聖書に登場するバベルの塔をモチーフにしていながら、現代社会における情報過多とコミュニケーションの失敗をテーマにしている。ラジオから流れる音は常に変化するため、一瞬として同じ状態はないという面白い作品。
■ 住 所:Bankside, London SE1 9TG
■ 電話番号: 020 7887 8888 / レストランもあり(要予約)020 7401 5103
■ ホームページ:www.tate.org.uk/visit/tate-modern
■ 開館日:年中無休10:00~18:00(12月24日~26日を除く)
■ 入館料:無料
■アクセス:ブラックフライアーズ駅から徒歩8分、サザーク駅から徒歩9分
Royal Academy of Arts
The RA Café

絵画に囲まれたアートな空間でランチや軽食、ケーキなどが楽しめる。セイボリー、スイーツ、グリルのコーナに分かれている。

◉チキンシュプリームとグリーンサラダ £10.50
グリルコーナーでオーダーできるチキンシュプリームはグリーンサラダ付き。スイーツのコーナーでは、各種ケーキ、スコーン(クロテッドクリーム&ジャム付き、£4.50)などが購入可。

サマーエキシビション2022
1769年から続く、誰でも応募できる英国最大の夏の大公募展。今回のテーマは「気候」。
絵画や彫刻、写真、インスタレーション、映像など、多岐にわたるアートが一堂に集まる。気に入った作品を購入することも可能。
※8月21日(日) まで
チケット:£20~
■ 住 所:Burlington House, Piccadilly, London W1J 0BD
■ 電話番号: 020 7300 8090
■ ホームページ:www.royalacademy.org.uk
■ 開館日:火〜日10:00~18:00(12月24日~26日を除く)
■ 入館料:無料
■ アクセス:ピカデリーサーカス駅から徒歩6分、グリーンパーク駅から徒歩4分
The Wallace Collection
The Wallace

全面ガラス張りの天井から降り注ぐ光に包まれながら優雅にランチやアフタヌーンティーを味わうことができる。

◉ザ ウォレス アフタヌーンティー£24.75
南部鉄器風の急須でサーブされるティーは紅茶以外に緑茶など15種類にも及ぶ。アフタヌーンティーの他にもランチコースや単品のケーキなどもあり。

ぶらんこ
-ジャン・オノレ・フラゴナール
明るく優美なロココ美術の真髄を伝えるフラゴナールの代表作。ただし、可憐な作風とは裏腹に、実は不倫をテーマに描かれた作品。こうした自由恋愛を表現しているのもロココ美術の大きな特徴。
※10月16日(日) まで特別展
■ 住 所:Hertford House, Manchester Square, London W1U 3BN
■ 電話番号: 020 7563 9500
■ ホームページ:www.wallacecollection.org
■ 開館日:年中無休10:00~17:00(12月24日~26日を除く)
■ 入館料:無料
■ アクセス:ボンド・ストリート駅から徒歩8分
週刊ジャーニー No.1250(2022年7月28日)掲載