
ふだんの生活以上に大量に使うことが予想される日焼け止めについて、今号ではちょっと役立つ情報をお届けしたい。
紫外線のうち、地上に届くのはUVAとUVB!
骨や歯を作るカルシウムの吸収を促進するビタミンDの生成をサポートする働きもある紫外線ながら、お肌にとっては天敵。目に見えない「不可視光線」で波長が100nm~400nm。UVA、UVB、UVCの3つの種類があるが、このうち波長が100nm~280 nmと最も短いUVCはオゾン層で吸収され、地上まで届くことがない。日焼け止めの対象要素にUVA、UVBしかないのはこのため。
UVA(ultraviolet A)って?
波長が320~400 nmと最も長い紫外線。UBVほど強くないものの、真皮に長期的ダメージを与える。➡顔のたるみやしわなどの原因になる。
UVB(ultraviolet B)って?
波長が290~320 nmの紫外線。表皮までしか届かないが、短期的に大きなダメージを与える。➡日光皮膚炎、そばかすやシミ、乾燥肌などの原因になる。
SPFって?
Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)の略で、主にUVBの防止効果を示す指標。数字が大きいほど防止効果が高いことになる。

※以下に挙げた商品は、編集部が独自に選んだものです。個人差があるため、お肌に合うかどうか慎重にご確認いただいた上でご利用ください。
\For Kids/
Boots: Soltan Kids Protect & Moisturise Suncare Lotion SPF50+
200ml入り £4
ブーツの自社ブランド品。消費者団体「Which!」の商品比較で子供用の日焼け止めとして「Best Buy」に選ばれたこともある。ほぼ無香料(ほのかで気にならない程度)。やや固めのローション。安価なので気前よく使える!
\For Kids/
Garnier Ambre Solaire Kids Sensitive Advanced Sun Protection Lotion SPF 50+200ml入り £8
英国のドラッグストアやスーパーでよくみかけるガルニエ(フランス発のスキンケア製品メーカー)の子供用日焼け止め。消費者団体「Which!」の商品比較で、SPFやUVAの表示は適正とのお墨付きをもらっている。左に挙げたブーツ製品より少し油っぽい印象(肌になじむのにやや時間がかかる)だが、「その分、水をよくはじくように感じる」との声もあり。微香料。
Eucerin Sun Pigment Control Anti Dark Spot Sun Cream for Face SPF 50+50ml入り £16
ドイツ発スキンケア製品メーカー「ユーセリン」の日焼け止め。日本の一般的な日焼け止めに比べると少しベタつく感じがするが、逆に「しっかり塗った」感があるとの声もあり。「シミ対策に有効」をアピールする製品。ほぼ無香料(ほのかで気にならない程度)。
Clarins Dry Touch Facial Sun Care UVA/UVB 50+50ml入り £20
スキンケア製品にも注力する、フランス発化粧品ブランド、クラランスの日焼け止め。顔用のほか、ボディ用もあり。このページで紹介しているユーセリンよりサラリとした使い心地。「香りがステキで、つけるのが楽しみ」という声もあり。
Laroche-Posay Anthelios UVMune 400 Invisible Fluid SPF50+ 50ml入り £18
敏感肌向けをアピールする、フランス発ラロッシュ・ポゼの日焼け止め。「fluid(液体)」とある通り、乳液状で肌にすぐなじむ。消費スピードが早いので、「これは顔にのみつけ、首や手は他メーカーの子供用製品をたっぷりぬるという」声もあり。無香料。
ローションvsスプレー
じっとしていられない子供に日焼け止めをぬる際など、スプレーの方が手軽だが、風が強いところでは肌に届く前に霧散してしまって非効率的。また、かなり吹き付けたつもりでも薄い場合があるので注意。
子供用vs大人用
子供用は敏感肌対策が施されていることが多い。子供用を購入して大人も兼用で使うと持ち歩く本数が減らせて便利。なお、飛行機の旅で荷物を預けない場合は、容量100ml以下の製品を複数持っていくしかない!
ぬる量と頻度は?
WHO推奨は体全体で35ml。また、別データでは、ぬり直しは2時間に1度が目安(プールや海、あるいは大量に汗を書いた時などはもっと頻繁にぬること)。1日に1回でOKといううたい文句の商品もあるが、効果は時間がたつと薄れると考えたほうが賢明。
週刊ジャーニー No.1246(2022年6月30日)掲載







