野田秀樹新作舞台 NODA•MAP「正三角関係」世界配信決定
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塩味派も喜ぶ!お菓子の家ならぬ肉の家

■ ジンジャーブレッドとアイシングで作るお菓子の家にとってかわり、クリスマスの食卓を可愛く美味しく飾ってくれそうな“肉の家”が登場。塩味派からの支持を集めている。
マッシュポテトの雪だるま、ローズマリーのツリー、ドアの取っ手と窓枠に飾ったオリーブ、窓や通路のシリアルやナッツなど、家にあった食材を活用。

クリスマスの時期になると、ジンジャーブレッド(ビスケット)とアイシングで作るお菓子の家の手作りキットが売り出される。ジンジャーブレッドが壁や屋根の形に焼かれており、アイシングを接着剤にして組み立てれば、誰でも簡単に可愛らしいジンジャーブレッド・ハウスを作ることができるのだが、実はジンジャーブレッドが苦手だという人は意外に多い。そんな人々への朗報とも言える、肉やチーズ、クラッカーなどでできた、塩味派にはたまらない“肉の家”が、今年のクリスマスの食卓を飾るアイデアとしてインターネットを賑わせている。
「デイリー・メール」(電子版)は、『ジンジャーブレッド・ハウスはもう古い!』とばかりに、ネット上にシェアされた肉の家を特集。丸太そっくりのブレッドスティック、サラミの屋根やシリアルの窓に舞い落ちたパルミジャーノ・チーズの粉雪…。趣味の料理好きからプロの料理人、街角のデリなどがシェアしたクリエイティブな肉の家を紹介した。身近な材料を使い、アイデアと創造力で組み立てられたそれらの作品は、どれもが可愛いだけでなく食欲をそそられる。これらを見た人々からは、「真似したい!」「美味しそう」といった多くの好意的なコメントが寄せられた。一方で、「オェ!これは間違っているわ」「気持ち悪い」などの否定的な意見もあり、あらゆるネタでネット論争が巻き起こる昨今の風潮が垣間見えた。
筆者は毎年キットでジンジャーブレッド・ハウスを作って飾るのを常としていたが、今年は肉の家の写真に触発され、早速見よう見まねで作ってみた。
材料は乾燥スタイルのライブレッド、ブレッドスティック、シリアル、サラミ、チーズ、ナッツやオリーブなど。緑をそえるハーブもあればより雰囲気が増す。残り物のマッシュポテトも利用し、見栄え優先で、後で食べないと思われる食材は食品ロスにつながりやすいため購入しないようにした。
作り方やデザインは自分次第!まずライブレッドをカットし、そこに接着剤となるクリームチーズを塗り、ブレッドスティックを積み重ねて外壁から作成。コツはクリームチーズをたっぷり塗り、しっかりと接着させること。飾りや小物を作って並べるのもジオラマを作っているように楽しく、料理をしない人にもオススメ。せっかくの力作を食べるのがもったいない気持ちが沸いたが、完成品は要冷蔵なので早めにワインと共に美味しく完食した。お試しあれ。(写真/文・ネイサン弘子)

屋根瓦にグラデーションがつけられる3種入りのサラミが便利。
作る過程も工作のようで楽しい。

週刊ジャーニー No.1167(2020年12月10日)掲載

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