Japan Journals Leaderboard
Japan Journals Leaderboard

プロバイオティクス基礎化粧品 ❘ Probiotic Beauty Products

■ チーズやヨーグルトなどの乳製品、みそや納豆などの伝統的な発酵食品に含まれる体に良い菌を体内に摂取することは、健康づくりのもはや定番。これが発展する形で、今度は体の外から肌へと善玉菌を取り入れられる化粧品が多く発売され、基礎化粧品界のトレンドになっている。

長年グルテン不耐症に悩まされ、プロバイオティクス(probiotics/体に良い影響をおよぼす微生物)を取り入れた食事療法によって症状が改善したというフランス人医師のマリー・ドラゴ氏は、それらをスキンケアに利用するための研究をはじめ、プロバイオティクスに特化した化粧品ブランド「gallinee」を立ち上げた。ドラゴ氏は、「メトロ」紙のインタビューでその効果を次のように説明している。「プロバイオティクスとは、体に良い働きをしてくれる善玉菌で、にきびや湿疹などの皮膚トラブルの緩和に役立ちます。また、プロバイオティクスの栄養素となる食品成分『プレバイオティクス(prebiotics)』は、悪玉菌ではなく善玉菌だけが食べることができもので、これも重要。肌のバクテリアをコントロールし、善玉菌を養い、悪玉菌を飢えさせます」。

プロバイオティクスを代表する微生物として挙げられるのは、乳酸菌やビフィズス菌。プレバイオティクスにはオリゴ糖や食物繊維の一部がその要件を満たす食品成分として認められている。

そのうちヨーグルトのパッケージのように、化粧品にも「プロバイオティクス」の表示が当たり前になるかも。体内ケアと同時にスキンケアにも微生物たちの力を借りてみては? (文/ネイサン弘子)

週刊ジャーニー No.1125(2020年2月20日)掲載