【英EU離脱問題】新たな展開! ボリス・ジョンソン氏は党首選、出馬せず

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キャメロン首相(49)の後任候補が発表される本日30日、有力候補のひとりと目されていた、元ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏(52)=写真=が党首選への不出馬を表明。「次期党首になるべきは、私ではないという結論に達した」と説明した。
離脱派を勝利に導いた立役者として、次期党首=首相の座にもっとも近いとさえ言われていたジョンソン氏の決断は英国中に大きな余震となって伝わった。また、キャメロン氏の右腕として財務相を務めてきたジョージ・オズボーン氏(45)も不出馬を決めた。

党首選出馬を表明したのは次の5人。


■テリーザ・メイ氏(59)
内務大臣としてキャメロン内閣を支えてきた。内相在任期間は、英国政治史上でもまれにみる長さを誇る。残留派代表として反・離脱派勢力の票を集めると見られている。ただ、首相として十分な政治手腕を備えているかどうかは未知数。サッチャー氏以来の女性党首誕生となるか、注目が集まる。


■スティーヴン・クラブ氏(43)
キャメロン内閣でウェールズ相、労働・年金相を務める、若手議員の出世頭のひとり。残留派。スコットランド生まれ、母親はシングル・マザーで、カウンシル・フラット(低所得者向け公共住宅)育ちという経歴。キャメロン首相をはじめとする、多くのパブリック・スクール出の『エリート』議員たちと好対照。2005年の党首選で、当時、まだ駆け出しだったキャメロン氏が、「underdog」(勝ち目のない候補者)と最初は見なされながらも予想外の勝利をおさめて党首に就任、2010年の総選挙で労働党から政権を奪い取った過去があることから、クラブ氏の健闘を予見する声もある。ほおからあごにかけてのヒゲがトレードマーク。


■リアム・フォックス氏(54)
2005年の党首選に引き続き、再出馬。今回の国民投票では離脱を支持。元GP(地元医)。


■マイケル・ゴーヴ氏(48)
キャメロン内閣では法相を務め、キャメロン氏の側近のひとりとされていたが、国民投票ではキャメロン氏とたもとを分かち、離脱を支持。ボリス・ジョンソン氏とともに、積極的に活動、存在感を示した。ただ、カリスマ性に欠けるとの評もあり、ジョンソン氏の不出馬が決まった今、離脱派の代表となれるかが鍵。元『タイムズ』紙記者。


■アンドレア・レッドサム氏(53)
離脱派。テレビ討論が行われた際にはボリス・ジョンソン氏とともに論陣を張ったが、他に目立ったキャリアはまだなし。