■11世紀に制作された歴史的刺繍作品「バイユーのタペストリー(Bayeux Tapestry)」の英国公開を前に、チケット販売開始直後から予約希望者が殺到した。9月からロンドンの大英博物館で展示される予定で、販売初日のオンライン予約には6万5000人以上が殺到する騒ぎとなった。各メディアが報じた。

全長約70メートルに及ぶこの作品は、1066年の「ノルマン・コンクエスト(Norman Conquest)」を描いた貴重な歴史資料として知られる。ノルマンディー公ウィリアムがヘイスティングズの戦いで勝利をおさめ、イングランド王となった歴史的な出来事を伝える内容。通常はフランス北西部ノルマンディー地方のバイユー博物館で展示されているが、大規模改修工事に伴い英国へ貸し出されることになった。英国での展示は史上初となる。
大英博物館の館長ニコラス・カリナン博士は、この展示を「非常に特別な歴史的イベント」と表現。保存状態を最優先し、タペストリーを水平に広げた状態で展示すると説明した。「数世紀ぶりに全体を一度に鑑賞できる機会になる」としている。チケット料金は、大人がピーク時33ポンド、オフピーク時27ポンドとかなり高額(16歳未満は無料)。博物館側は、輸送や展示に多額の費用がかかるため、この価格設定は妥当だと説明している。
タペストリーはユーロトンネルを経由してすでに英国に到着。英国警備員や保存専門家が同行したとみられるほか、英仏両国で警察による護衛も行われた。展示は約10ヵ月間続く予定で、追加チケットは10月と来年1月にも販売される。大英博物館は年間600万人以上が訪れる人気施設であり、今回の展示も過去最大級の注目を集めそうだ。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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