■「カルチャー・デー」にユニオンジャック柄のワンピースを着て登校した生徒を校門で制止した学校に対して、脅迫や嫌がらせが続いたため、夏休みを予定より早く始める決定がなされた。英各メディアが報じた。話題となっているのはウォリックシャーのラグビーにあるビルトン・スクール(Bilton School)。同校は声明で「生徒と職員の安全を最優先する」として、18日付で夏休みに入る旨を発表した。

事の発端は同校生徒のコートニー・ライトさん(12)がユニオンジャック柄のワンピースを着て登校した際「その服装は受け入れられない」として校門前で制止され、父親が迎えに来るまで待機させられたこと。騒動が拡大する中、学校側は17日、保護者宛ての書簡を送り、「オンラインや電話を通じて過激な嫌がらせが続き、個人に対する脅迫もあった」として夏休みを前倒しで始めると伝えた。コートニーさんは学校の「カルチャー・セレブレーション・デー」に合わせ、スパイス・ガールズにインスパイアされたユニオンジャック柄のワンピースを選び、歴史と伝統についてのスピーチも用意していた。しかし登校時に校門で職員に止められ、着替えるように指示され、父親が迎えに来るまで受付で待機を命じられた。
義父のスチュアート・フィールド氏(47)は「娘が服装を理由に同級生から引き離されたと聞き、呆然とした。娘は何が悪かったのか理解できなかった。英国人であることを恥じるべきではないし、英国の文化や歴史を祝うことを罰するのはおかしい。セント・ジョージ旗(イングランド国旗)やウェールズ旗を持ってきた子も入れなかった。馬鹿げている。少しでも『英国らしい』ものは全部ダメだったようだ」と憤る。コートニーさんは「1日中、受付に座らされていた。本当に恥ずかしかった。友達は皆『どうして先生たちはこんなことをするんだ』と怒っていた。私のドレスは素敵だったのに」と話した。
しかし、その後、「デイリー・メール」紙の取材により、この論争がコートニーさんの身内内にも波紋を広げ、親族の多くが、コートニーさんが過剰な注目を浴びることになった事態に困惑していることが分かった。怒りの矛先が向けられているのはコートニーさんの義父であるスチュアート・フィールド氏で、この問題を全国的な騒動に発展させたのはフィールド氏の判断だったとみられている。ある親族は取材に対し「スチュアートは移民問題や小型ボートによる不法入国の問題に強い怒りを持つ典型的右翼『カルチャー・ウォリアー』で、今回も論争を起こすチャンスだと考えたのだと思う。しかし義理の娘を巻き込むのは良い親とは言えない。コートニーは今、嵐の真ん中にいる。こんな注目を浴びるべきではなかった」と話した。
別の家族関係者も「スチュアートはコートニーを表舞台に出すことにあまりに積極的すぎて、親族の間でも不満が噴き出している。彼の動機は学校に対する自分の怒りをぶつけることにあったように見える。コートニーは若いし、ここ数日は本当に大変だったはず。精神的にもきっと参っていると思う」と語った。実際、コートニーさん自身もメディアに引き摺り出され、突然有名になったことへの戸惑いを口にしていた。また別の家族は「スチュアートには彼なりの不満があって、それが彼の行動の原動力だったんだと思う。そのせいで家族全体が過剰な注目と詮索の対象になり、SNSも『極右思想はないか』と探られまくった。最悪の1週間だった。スチュアートがこの件に口を出さなければよかったのにと強く思う」とコメント。
フィールド氏自身も現在は低姿勢に転じ、 知人たちによると身を隠し、メディアや友人からの連絡にも応じていないという。フィールド氏は元妻との間に25歳、20歳、14歳の3人の子どもがおり、18ヵ月前に23年間の結婚生活に終止符を打った後、コートニーさんの母親(36)と交際を始めたという。フィールド氏の古くからの知人は、「彼を知る者にとって、スチュアートが正義の道徳的人物であるかのように考えるのはとても滑稽だ」と話した。 By週刊ジャーニー (Japan Journals Ltd London)








































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